プチ秘境探検レポート
〜レポートその2 道が無いだと!?の巻〜
さて、富山村でなんとか昼食を済ますことができた我々。
ここから、天竜川に沿って走る県道1号か県道288号に沿って南下しよう!というプランをたてていたのだが…。
とりあえず富山村村内の唯一の駅であり、かの有名なJR飯田線が通る 「大嵐駅(おおぞれえき)」に到着。駅舎はご覧のとおりとてもキレイでした。 侵入してみると、「駅ノート」を発見。このノート、存在は聞いたことが ありますが、見たのは初めてです。 |
誰もいなかったので、こっそり線路に侵入。ワタクシ屁タレなので、 ビビりつつ侵入してみたものの、まったく電車がくる気配無しでした。 どうも電車は2時間間隔くらいで来ているらしいのだが、それすらホントなのか 怪しくなる静けさでしたねぇ。しみじみ。 |
で、この写真の左側を通って行く道が県道1号であり、我々が進むべき道であったはずなのだが、
行ってみると、「この先通行止め」の看板が…。
実はこれまでも何度かこのテの看板は見ているのだが、ここではなんだか不吉な予感を感じた我々。
一度駅まで戻り、誰かヒトを捕まえて聞いてみることにした。
すると駅で、地元住民とおぼしきおっちゃんを発見。聞いてみることにした。
ワタクシ「すみません、この先の道って、通れないんですか?」
おっちゃん「ああ、無理だね。通行止めだよ。」
ワタクシ「…川の反対側にもう1本県道ありますよね。あっちはどうやっていくんですか?」
おっちゃん「あんたたち、どこまでいくの?」
ワタクシ「浜松まで行きたいんですが…。」
おっちゃん「じゃあ無理だね。あっちも通行止めだ。」
ワタクシ「そうなんですか…(この村、生活成り立つのか?)。他に道はないですか?」
おっちゃん「この山越えていけば行けるよ。そこに道があるでよ。」
ワタクシ「道は大丈夫ですかね?(この道、地図に載ってないんですけど)」
おっちゃん「大丈夫大丈夫。」
…とまぁ、そんなやりとりをし、おっちゃんに教えてもらった道は「西山林道」という道らしい。
林道か…。あまり通りたくはないが、戻るのも相当時間がかかりそうだ。
あくまで我々の目標は浜松で行われるライブを見に行くことなのだ。
6時までに浜松に着くには、やっぱり林道強行突破しかないか…。ノーマルタイヤだけど…。
という結論を下した我々。「まぁ、ダメだったら引き返せばいいか♪」と、いうことで進むことにした。
というわけで西山林道。 意外と舗装されていて、 これまで通ってきた県道より 立派なくらいだ。 |
…と言ったとたんに道路脇に 何か白いモノが。 もうわかりますね。雪です。 道はまだまだ上り調子ですねぇ。 |
このあたりでJR飯田線の補修工事中の一団に出合った我々。とりあえず道のことを聞いてみると…。
我々「この先、道は大丈夫そうですかね?」
兄ちゃん「大丈夫じゃないと思いますよ。他行った方がいいっすよ。」
我々「………ダメだったら戻ってきます。また会ったら慰めてくださいね。」
だそうです。とりあえず進むことに。(←誰か止めて(TT))
…というわけで崖崩れ(/--)/
。 あまり写真を撮っていられなかったのですが、落下してきた石や岩がその辺に ゴロゴロと落ちていましたよ。 落石注意の看板の対処方法が、この日やっとわかりましたね。 きっとあの看板は名古屋弁で言うとこういうことが言いたかったんだ。 「ちゃんと落ちてる岩を避けて走らんと、乗り上げて身動き取れんくなるよー。」 |
この辺でまた地元のおっちゃん(含む軽トラ)と離合。再び道について聞いてみる。
我々「この先…(省略)。」
おっちゃん「このクルマ、スノータイヤ?」
我々「違います。4駆ですが。」
おっちゃん「4駆ならまぁ…。大丈夫じゃないかね。てっぺんまで行っちゃえば、下りは雪ないから。」
我々「そうですか、有り難うございます!(この先雪なのか!)」
だそうです。我々はおっちゃんを信じて進むことに(←どっちにしろ進むのね(_△_;))
おっちゃんの予告通り雪ですねぇ (当たり前か)。しかしまだ黒い ところが見えている。これくらいなら 何とかなりそうだが、怖いことに 道はまだ上り続けているワケで…。 |
出ました!「警笛ならせ」 別名、「上級山道認定看板」です! 雪残ってるときに来るところじゃないっすorz |
ひっそりとたたずむ道標。 しかし、この道が地図に載って いない以上、この看板は まさに命綱!こんなところにも ちゃんと標識立てる 林道管理者に拍手喝采 |
ココがさっきのおっちゃんが 言っていた「てっぺん」らしい。 もう道にはアスファルトが 見えません。 |
「てっぺん」にあるトンネルを抜けると、わりと直ぐに雪はなくなってくれた。 この道の向こうには、静岡県水窪(みさくぼ)町がある予定。 道は険しいけど、雪が無いって何てステキ! |
というわけで、なんとか無事山から下りられそうな我々、あとはちょっと寄り道して、
6時までの浜松入りをめざすのみです。
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