2010.富士山頂へレッツゴー!ツアー

 

 

2010年7月3日、長年の夢だった富士登山してきました。

動機は、日本人たる者、一回は登っておきたいじゃん!とか、そう大したことない理由です。

ほら、一応分割日本一周中の身としては行ったことないとか嫌だしさ〜。

もう分割しすぎてミンチのようだけどさ〜。

ということで、夜8時愛知県某所を出て、今回は他の登山口がクローズ中のため
富士吉田ルート・スバルライン5合目から朝五時登山開始なのです。

ちなみに富士山っていうのは、頂上は一つだけなんだけど、登り口はたくさんあるのです。
今回は、ワタクシが所属するとあるゆる〜い系習い事チームで行ってきたので、
当然満場一致で「最もゆるいコースで登る」はずだったんだけど、
何しろ富士山の山開きっていうのは7月1日。
まだ山がオープンして3日目だったため、最もゆるいコースは雪のためクローズ中で、
あんまり緩くないコースで登る事になってしまったのです。

しかも、それが決定したのが登山9時間前。
大丈夫なんですかね?

 

とりあえず、お約束ということで持ち物紹介。

・登山靴 ・リュック20L ・カッパ ・帽子 ・軍手 ・おにぎり ・カロリーメイト ・水分2L ・インナーダウンジャケット ・着替え一式 ・携帯(AU) ・お金 ・カメラ  ・ストック2本 ・ヘッドライト ・ホッカイロ ・日焼け止め ・酸素

今回の持ち物はこんなもん。
まあ十分事足りました。

 

 

さて、愛知県某所から中央道を経て、富士スバルライン経由で富士山5合目駐車場についたのは午前2時でした。
駐車場にはなかなかたくさんの車が止まっていて、皆さん仮眠とか準備とかしてます。
開山から3日目とのことで、もっと満タンかと思ってましたが、そこまでではなくちょっと安心。
だって、人がスゴイ時なんて、車が停められなくて、駐車場まで徒歩1時間とかあるらしいからね。

我々登山素人チームは、ライト持ってる人が極少数なため、
夜明けまで車内で仮眠っす。
ワタクシこういうの結構慣れてますが、普通なかなか寝られないよね〜。

ちなみに今回のチーム編成ですが、
老若男女合わせて計12人という、なんとも混成チームです。
年齢層も20代から50代までと幅広いのです。

 

朝4時、睡眠時間約2時間で起床です。
これ、もうこの時点でなんか体力消耗してんですけど。。。
と、誰もが思う中とりあえず準備。
朝ごはんもしっかり喰らいます。
いやね〜、明暗分けますとも。この一口が。

トイレとか済ませて、いよいよ登山開始なのです。


5合目駐車場から見た富士山はそんな高そうに見えないんだけどね〜。

この富士山5合目、既に2300mもの高所にあるため、
いきなり雲とか足元にあります。
天気があまりよろしくないため、雲海広がってますね。
いいですね〜。


登山口は2305mだそう。
ちなみにマジで1合目から登られる方もいるそうです。


足元に雲海見えます。
足元に雲があっても頭上にも雲があります。

 

 

登山口に入ると、いきなり道は下ってます。
そんなのおかしいじゃん!
我々上目指してるんだから、エネルギーの無駄遣いはやめようよ!
と主張しても道は下ります。
1万7000円で、7合目まで馬車に乗せてくれるという看板建っててもういきなり
金で解決しそうになりましたけどね。
早朝すぎてまだ営業してなかったため踏み留まりましたよ。ええ。


登山口なり。

 

これ、帰りに歩くの嫌なんだろうな〜。
とか思いつつ登山道を行きます。
どう考えても車通ってるだろ!ってくらい良い道です。
なぜ駐車場をもっと上に造らなかったのか。
ちょっと責任者の顔とか見てみたい感じですね〜。

 

だらだらと登ったり下ったりする道を歩いて約50分。
第一チェックポイントの「6合目」に到着っす。
こちらには富士山安全指導センターなるものと、簡易トイレがあります。

ちなみに、富士山は下水なんかないので、トイレは有料です。
大体のトイレがとても綺麗で、1回200円くらいとなってマス。
ちなみに6合目にあるのは簡易トイレで、あまり美しくはないですが。。。


6合目付近。
富士山は基本的に岩と砂の世界なのです。

このあたりから坂がちょっとづつキツくなってきます。
道は整備されてるんですけど、石がゴロゴロしてて歩きにくいです。
この辺で登山靴役立ってますね〜。
スニーカーだったら足の裏痛くてしょうがないでしょう。


山頂、登っても登っても近づかない。。。


まだそんなに進んでないのにエライよう(YoY)

 

 

ただし、結構たくさんいる富士山早登り競争中の山岳ランナーのみなさんは、
おそらくジョギングシューズで超軽快に走り回ってますけどね〜。
多分彼らはバルーンアートでできていると思われるので比べちゃイカンのです。


雲海は綺麗なんですけどね。ずっと。

 

もう永遠に続くんじゃね?

と思うくらいだらだら続くゴロゴロ道を登りきったとこには、


7合目山小屋到着〜!

山小屋の前にはベンチがあって、ちょっと休憩なのです。
中で泊まれるようになっていて、ご来光(日の出)を見る人なんかはこういうところで一泊するらしいです。
ただし、車も来れない山の中だから、物価は超高いし、良い待遇とかはありえないみたいですけどね。
「1枚の布団で2人寝る」とかあるらしいですよ。
それはちょっと…イヤだなぁ。

ここ7合目まで来たところで時間は7時。
1時間で1合くらいのペースでしょうか。
ということは、あと…3時間くらい?
まあ、行けるんじゃないかな〜。

しかし、ここに富士山マジックが存在することを、我々はまだ知らなかったのだ。

そこのアナタ、知ってました?
富士山にはどうも無限ループあるらしいですよ!

 

休憩を終えて出発する我々。
この辺から、総勢11名にも及ぶ我々、ペースに差が出てきたため各自のペースで歩く事に。

ワタクシはこの中では中の下くらいのペースだったため、
そのうち抜かされることを計算に入れて先頭で出発なのです。

 

この山小屋っていうのは、○合目に何件かあるものみたいで、
遠目で見ると、集落みたいに建物が密集してます。

ただし、それは何ていうか第三者の目で見たときのこと。
山小屋のちょっと上の斜面にまた山小屋、というような間隔で建ってるんで、
「人力で登ってる我々にしたら、登っても登ってもまだ7合目の山小屋だよ…。」
という、非常に精神的ダメージの大きいシロモノなのですね〜。

 

20分くらいかけて7合目山小屋群を抜けると、次は岩場始まりました!
歩きにくいのはもちろんなんだけど、
上から降りてくる人とすれ違うのがもう一苦労(^^;

本来は「下山道」っていうのがあるらしいんだけど、
本日はまだ開通してないようで、登山道が双方向通行なんですね〜。
そして、本来一方通行の道は、案の定狭いんですね〜。


富士山が本気出してきましたよ!

 

そんなこんなで8:22。
次の山小屋到着なのです。


やっと3000mを越えましたね!
あんまり酸素薄いとか思わないんですけど。

酸素はそんな薄くはない(と思う)んですが、
かなり寒くなってきました。
気温が下がってるのもあるんだろうけど、
それよりも風がだいぶ出てきてるので、体感温度が下がってるんだろうな〜。

ということでカッパ着てしのぐ。
歩いてる間はそんなに寒くないんだけど、止まっているとかなり寒いので、
休憩もそこそこに出発なのです。

 

 

同じような岩場をひたすら歩いて、次の山小屋に到着なのです。
そう、このあたりから本当の富士山の恐怖がはじまります。

 

 

 

…いや、数がわからないタイプ?
8の次は8じゃないんだよ。

 

。。。9なんだよ!!ヽ(≧Д≦)ノ

 

 

登山者総ガックリ。
そりゃないっしょ白雲荘さん!

 

 

しかし、富士山はさらなるスピリチュアルアタックをかけてきます。
ここから約30分後、9:38に我々が見たものは…、

…何だと…、これまでの8合目はニセモノだったって事か…?
何てやる気無くなる山なんだ富士山!

そして挙句の果てに。。。

この時点で時間は10時。
もうこれは永遠に8合目から出られないんじゃないかとマジで疑問に思ったよ。
だって我々、もう1時間半も8合目から抜け出せないんだよ?
9合目もこの調子でやられたら、いつになったら頂上まで行けるんだよ…。

 

富士山による精神的ゆさぶりに思い切りやられてしまった我々。
ダメージ回復のため、かなり早いけどご飯にすることにした。
きっとアレだよ、富士山は我々が登った分だけ伸びてるんだよ。。。
ちょっと爆発とかして、100mくらい低くなったらイイのに。。。(ToT)(←だいぶやられてる。)

しかし、周りの方々も文句言いつつ登ってる。
隣でカロリーメイト食ってた兄ちゃんも、単独でブツブツいいつつ登ってるのです。
ここまで来て諦めたら、また来ないといかんのです。
そんなの絶対イヤなのです。

 

ということでおにぎり食べて出発。
思えば、こんだけの運動量なんだからガス欠気味だったのかも。
行動食は必携ですね〜。

このあたりからまた気温が下がったんでインナーダウンも着る。
酸素も吸ってみると、上がった呼吸が少し楽になった気がした。


寒いんですよ。

道は変わらず岩が多いけど、さっきまでのような全面岩ではなくで、
軽石みたいな石と砂が見える道になってきた。

道はまた狭くて歩きにくい。
たまに人渋滞起きてたりする。

歩くこと約30分。
やっと我々に希望の光が見えてきた。

 

やっと9合目だ〜〜!!
あの8合目から、やっと、やっと脱出できたんだ〜〜!!

もう疲れたよ〜(ToT)
8なんてキライだ〜!

 

…ということで、9合目到着。
9合目は小さな神社と鳥居があるのみ。
休憩できるところもなく、感動のスルーをする。

 

さっき休憩して、おにぎり食べたばかりなのにもう足が動かなくなってきた。
1歩につき30cmくらいしか進まない。
気力だけで進む様子は、我ながらゾンビみたいで気味が悪いのです。

上から降りてくる人は、軽快そうに「後少し!」と声をかけてくれる。
「後少し」がエライ続いてる気がするんですけど。。。
文句言ったってとにかく登るしかないんだけどね。

どこからか、「あと15分くらいで頂上ですよ!」と聞こえてきた。
もうなんだか疑り深くなっちゃって、「ホントかよ…(←失礼)」とか思いつつひたすら歩く。
倒れこむように歩く。

で、もうなんか朦朧としてきた11:00

 

こんなところに鳥居が。。。

これはもしかして。。。

 

 

 

着いた〜!
登り始めから6時間。
もうヘロヘロですわ!

ごらんの通りの天気で、景色なんか全く見えないし高いところにいる実感もほとんどないけど!
でもいい!ここが富士山頂っていうだけで十分だよ!

 

周りは全く真っ白につき、もうここからどこかに行く気はまったく起こらず。
ちょうど同じ頃に着いてコーヒー沸かしてた兄ちゃんにお裾分けを頂いたり、
ついでに山頂カップラーメンまでお裾分け頂いたりして山頂を満喫。

高地だからお湯が沸かないとか言うけど、
もうこの冷え切った身体に沸点80℃は十分すぎるくらい温かかったっす。。。

持参の怪しい温度計によると、山頂の気温は15℃。
いや〜、標高3700m、恐るべし!!

 

 

 

富士山登山はやっぱり人気があって、こんな天気でもたくさん人がいました。
外人さんがとても多くて「コンニチワ〜!」とか言いながら登ってました。
本当は、お鉢めぐりと言って、山頂にある火口を一周したり、
「剣が峰」という山頂の中でも最も高く、三角点があるところへ行ったりすることもできるのですが、
何て言うんでしょうね。

 

 

 

もうお腹いっぱいです!!

 

 

 

しかし頂上まで着けて良かったよ〜。
途中リタイアでリベンジなんて絶対イヤだし。
屋久杉、礼文島横断に続き、多分もう一生来ないだろうポイントをまた一つ増やした、
憧れの富士登山なのでした。

 

 


(ちなみに、どこにも置いてなかったけど、地図にはちゃんと魔の八合目情報も載ってましたorz)

 

 

 

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