マップル中部版フル活用ツーリング

10月12日

 

朝、ワンゲルハウスでは朝からクラシックなのか優雅な音楽がかかっていたので優雅に(?)目覚める。
身支度を整え、ついでにシェルパ君に荷物を積み込んだところで朝ごはんの時間になったので食卓に着く。
いやあ、やっぱり宿はいいねえ。朝から豪華なごはんが食べられて。
この日の朝食は、焼き魚、味噌汁、サラダ、焼売、そして秋の味覚
栗ごはん!(しかもてんこ盛り)
この栗ごはんがまた美味い。栗たっぷりで美味い。
結構な量だったけど、朝からたっぷり食べてしまいました。
宿の方によると「昼ごはん食べなくていいくらい食べてね!!」とのこと。
いやこれは確かに食べなくていいや。たっぷり頂きました。
そんなこんなで9時ちょっと前出発。


朝ごはん。美味しく頂きました。

「今日はどこへ行くの?」と3回くらい色んな人に聞かれて、「いしろうざきです!」と3回くらい答え、
3回くらい「それは、いろうざき って読むんだよ。」と正された
石廊崎へ向かいます。
4回目に聞かれたときはもう面倒になって「先っぽまで行ってきます」と答えてしまった自分の記憶力のなさがニクイ・・・。

とにかく出発です。
朝から快晴なのです。

石廊崎には一旦下田まで戻って、国道136を通って行きます。
ライダー多いっす。
挨拶するも思い切り無視されつつ石廊崎に向かいます。
伊豆ライダーはそんな習慣がないのか、ピースどころか会釈も返してくれません(;o;)
まあいいですけど。

途中から県道に入り、石廊崎駐車場に入ります。
ここにもバイクが山ほど止まってました。人気スポット・・・っていうかライダーは先端好きなんでしょうね。
なんか呼ばれるんだなあ、これが。

石廊崎の先端までは、駐車場から結構歩きます。
所要時間30〜40分と書いてありました。
余計な荷物は適当にくくりつけ、出発することにします。

実は昨日宿で一緒になったライダーに聞いてはいたんですが、先端までは結構坂orz
まあそう急ぐ旅でもないので、超ゆっくり進みます。
みんなが息を切らして登る中、
呼吸を乱すスキさえないゆっくりペースでてっぺんまで登ってきました(^^;


よくわからないと思いますが、結構な坂です。

坂を登りきると、廃テーマパークのようなところに出て、そこからは平坦な道です。
林の中を抜けると、灯台に出ました。
ここが先端か!!と思ったらもう少しあるみたいなので進みます。


灯台が見えたら、先端まであとわずかです。

少し道が険しくなり、岩(?)が見えてきました。
よし!!とばかりに進むと、大きな岩を越えたところでいきなり風が強くなる。
おお!!岬っぽい!!のです。
かなり断崖絶壁なのですが、「どうやって建てたんだ?」的な神社がありました。
まあ、まずは先端!ということで先端まで行きました。

一番先は、本当に岩です。
手すりがあって安全に通れるようにはなってるんですが、これは高所恐怖症の人にはツライんじゃないでしょうか。
ワタクシは高いところ好きなので、岬を堪能・・・と思いきや、岩の上なので狭いのと、
人がやたら多くて
停滞は許されない模様だったので写真をとって退散。
せっかくなので、神社でおみくじをひいてみました。するとなんと「
大吉」!!
記念に持って帰ることに♪


先端です。岩っしょ!?


へばりつき系神社。


大吉♪

さすが関東圏の観光地、石廊崎はこんなところなのに人が続々とやって来るので、早々に戻ります。
駐車場に戻ってタイムを見ると、さすがワタクシ。
所要時間3〜40分のところを1時間以上かかっておりますorz
観光バスで来てたら、置いてかれること必至です。
シェルパ君は待っててくれるのでいいですね(^^;

ちょっと休憩して、先に進みます。
伊豆には次いつ来れるか解らないので、見れるところは見とかねば!!ということで、温泉に行くことにしました。
このあたりは温泉が豊富で、
無料で入れる温泉がいくつかあるそうなのですが、
その中でも「雲見露天風呂」と「平六地蔵露天風呂」というのが行く先にあるので寄ってみることに。
しかし、「雲見露天風呂」は、結構探したのにみつからず断念orz
気がついたら次の集落付近まで来ちゃってました♪

どう言うことだこれは!?と思い、見つけた駐車場に止まってみる。
この時点で
現在位置詳細不明(?o?)なのでとりあえず周りを見渡してみると、
ここからかなり下の方の海岸に、なんか船に水溜まってて、人がそこに入ってる
謎の物体発見
何だアレは?、ということで、シェルパに乗って近づいてみる。
するとそれは
まさしく「湯船」、船の中に温泉が滔々と注がれているシロモノでした。
みなさん水着で入っております。混浴で水着着用が義務付けられている温泉らしいっす。
後で調べてみると、これは「
ダジュール岩地露天風呂」という温泉らしいです。何だダジュールって!?

水着は常備してますがw、着替えるのも面倒なのでちょっと「手湯」して飲んでみることに。
湯船の端から源泉らしきモノが出ていたので飲んでみると、うわっ!これは確かに温泉だ!
っていうかニガリじゃないのかコレは!!という
激マズさ!!
コレも後で調べたのですが、こちらの温泉、「
含塩化土類 食塩泉」とのこと。
何だかよく解らないけどまずいことだけは解った!!


ほら湯船だ!

ちょこっとしか居なかったですが、無料温泉を味見して満足したワタクシ、
次なる目的地に向かいます。
今日は、伊豆を満喫しよう!ということで、温泉パスポートに載っている温泉を
できるかぎり回ろうと考えているのです。
ということで次の目的地は、この先の県道15号を走り、さらにちょこっと横道を行ったところにある
観音温泉というところにしました。

山の中を走る県道15号をしばし進み、集落に入ったところで「観音温泉」の看板を発見。
それに従って細い道に入っていきます。
マジ山道ですが、マイクロバスが走ってたりします。
まあ、バイクなのでするっと抜けますが。

観音温泉は、ちょっとした「山の中の一軒宿」的な立地条件です。
しかし、設備はなかなかゴージャスっす。やっぱり関東圏からの観光客が多いからでしょうね〜。
伊豆には、お洒落な観光地がたくさんです。

フロントで温泉パスポートを見せ、快く入浴の許可を頂き中へ入ります。
まだ開店したばかりな時間なのですが、結構ヒトが多いっす。
キレイな脱衣所で荷物をまとめ、さっそく入浴してみます。

こちらの温泉はアルカリ性単純温泉
ワタクシ、無色透明なこの湯があまり好きではないのですが、さすが温泉パスポートに載るだけの湯、
ここのアル単はかなりぬめっとした特徴的な湯でした。
それもそのはず、PH(ペーハー、7が中性でそれ以下だと酸性、7以上だとアルカリっす。)が
9.5のぬるぬる湯です。
風呂の中で、ずいぶん長いことぬるぬるしてきてしまいました。


観音温泉。和風に見えますが、中は折衷な感じでお洒落旅館っす。

観音温泉を楽しんだ後は、再び伊豆半島の東側、相模灘まで出て熱川に向かいます。
ここにも温泉パスポート温泉があるんです。
かなり伊豆半島をギザギザ来てるんで、結構時間かかってしまっていて、もうお昼になっていました。
でも、
そこに温泉があるので、走るしかないのです。

熱川というと、「バナナワニ園」が有名ですが、もちろん温泉も有名です。
っていうかこの伊豆半島、温泉多すぎなのです。
ちょっと走ると「←温泉」な感じの看板が出てきます。

熱川は、山から海へ続く傾斜の途中にできました!という感じの街で、どこもかしこもかなりの坂でした(^^;
街のいたるところから湯気があがっており、温泉地らしい雰囲気。
ウワサ?のバナナワニ園周辺には、観光客のみなさんで賑わってました。
坂が多くてバイク止めるのも一苦労ですが、シェルパ君をこかしたらエライ事なので、
慎重に駐車して温泉パスポートに載っている「
臨泉閣」に入ります。
こちらは古くからの温泉旅館のようで、入るのにちょっと勇気が要りましたがw
快く入浴させて頂けました。

ワタクシが入浴した時間帯はちょうど誰もおらず、のんびり寛がせて頂きます。
こちらは「
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」だそうで、無色透明のちょっと塩味のする温泉でした。
広い湯船を占領してご満悦っす
しかしなんか変わった造りのお風呂でした。熱川だけにジャングル風呂的な感じなのでしょうか(?o?)
「昔ながらの温泉宿」の様相で、なかなか楽しめました♪


臨泉閣外観。お邪魔しました。


お風呂。趣ありますね。

熱川の次は、「黒根岩風呂」というところに立ち寄ってみました。
海際を走る国道のさらに海際にある温泉です。
しかし、ここは夜の「女性専用時間」以外は混浴で、しかも道から丸見え(^^;
さらに水着着用不可!ということで写真を撮るのもちょっと憚られるような感じだったので、
見学だけで撤収orz
海が見えて気持ち良さげだっただけにちと残念ですが、
まあ、またの機会ということで。

ということでさらに国道135号を北上します。
しかし、
伊豆の恐怖はここから始まるのですorz

というのもですねえ、全国の旅好きの皆様、よ〜〜く覚えといてください。
伊豆というのはですねえ、とても良いとこなんですよ。
温泉はふんだんにあるし、食べ物も美味いし、場所によっては富士山が見えたりします。

ただですねえ、ひじょ〜〜〜に混雑するんです。
ワタクシの地元から見ると、もう
再起不能の大渋滞!くらい渋滞するんです(ToT)

ということで午後3時、カッチンコッチンの渋滞にはまってしまいましたorz

地図を見ると、伊豆には、南北に走る国道が3本あります。
で、その1つがここ伊豆の東海岸を通る国道135号。
もう1つは、伊豆の中央部分を走る「天城越え」ルートの国道414号
この道も、昨日すでに渋滞を確認しているのであまり通りたくない。
残るは、朝走っていた西海岸です。こちらは途中から国道でなく県道になってますが、
まあ、どっちにしろ2車線の道でしょう。多分。

ということで、このままこの国道135号を走るのに嫌気がさし、
伊豆内陸を観光しながら伊豆脱出を試みます。
さあ、これがどおいう結果になるか…。

渋滞中の道を外れ、伊豆高原方面に向かって県道を進みます。
途中、禿山というか「芝生山」があったりして、なんかちょっと変わった景色っす。
ちなみに、一軒も入らなかったのがちょっと残念ですが、伊豆高原には博物館やら美術館やらが
ものすごくたくさんありました。
怪しい少年少女博物館」というのは一体何が展示してあるのか…??
どう考えてもB級なイメージしか湧いてこないけど、
この全体的にハイソな伊豆高原にあるだけに、何か高尚な博物館なのかも??
通りがかることはなかったので、真相はわからずじまいでしたが、
後に沼津を通ったときにも看板を発見しました。
大きい博物館なのでしょうか…。
謎は深まります

伊豆高原を抜け、ちょっと山っぽくなってきました。
次の目的地は「
万城の滝」。
地図には「滝の裏側に回れる」と書いてあります。
おおっ!
裏見の滝ですね♪それは行かねば!ということで寄り道決定っす。

山道をくねくねと走り、万城の滝に到着です。
もう10月なので、夕方の山道はちょっと寒いですね(^^;
ここはキャンプ場があるようで、キャンプ中のライダーがいました。

滝へは、駐車場から遊歩道を少し下ります。
昨日の「浄連の滝」ほどの下りではないですけどね。
てこてこ歩くこと数分、展望台付きの万城の滝に到着です。

こちらの「万城の滝」、裏見の滝ではありますが、
崩落の危険があるため、残念ながら
現在滝の裏側には回れません。
っていうか、今後滝裏に入れることはあるんでしょうか?
このままずっと通行止めな気がします(^^;
しかし、大きな岩盤から空中へと流れる滝は
なかなかの見物っす。
ベンチもあることだし、滝を見ながら一服します。


公園になっていて、結構いろいろあるみたいです。


万城の滝、「萬」が正しいのかな?
中央の緑の部分が、以前は歩けたようです。

滝見物を終え、運動不足の体をえっちらおっちらと押し上げて駐車場まで戻ります。
すると、売店に「
わさびソフト」ののぼりを発見してしまいました。
ちょっと寒そうだけれど、階段を上ってきた暑さの勢いで食べてみることに。

伊豆はわさびが名産品らしく、ここに来るまでにも
わさび漬けやら生わさびやらの看板を見ていたので、ちょっと気になっていたのです。

こちらの「わさびソフト」、まず普通のソフトクリームをカップに入れてくれ、
その後になんと
わさびをおろして乗せてくれるという、変わったわさびソフトでした。
外のベンチで早速食べてみます。っていうか
わさび大盛なんですけど(^^;


わさびソフト。わさびも完食しました。


関係ないけど公園にあったトイレ。

しかし意外なことに、ソフトクリームの甘さと冷たさでそれほど辛さを感じません。
試しにわさびだけを食べてみると、「さすが生わさび」な味と辛味なんですけどね。
これはなかなか面白い味でした。いや、いいっすね。
結構お気に入りです。

わさびソフトを食べ終え、もう時間は4時。
さてどうしよう、と地図を見ます。

伊豆は大分回ったし、ここまで来ると伊豆半島混雑エリアにいつ巻き込まれてもおかしくないので、
沼津方面に向かって進むことにしました。
しかし、ここから伊豆脱出となると、伊豆の中央を抜ける国道414号か・・・。
それはもう昨日混雑しまくりだったのではっきり言って通りたくない。
ということで、国道414をさらに西へ進み、だるま山高原を走って伊豆の西側に着地することにしました。
昨日、同宿だったヒトが「西伊豆は混まない」って言ってたしね。
まあ、「比較的」ってことでしょうけどね。

ということで西伊豆を抜け、さらに沼津も抜けることにして、今日は御殿場まで行くことにしました。
せっかく静岡にいるのに全然富士山見れてないので、
富士山に近づこう!というつもりなのです。

万城の滝からは、山道なのでさして混雑することもなく国道414を越え、
太陽が傾く中、国道136号、県道127号を通って、だるま山高原に到着っす。
だるま山高原からは、
駿河湾越しの富士山が見られるらしいのですが、
案の定曇っていて見えませんでしたorz
なかなか姿を見せてくれないですね〜、富士山ってヤツは。
だるま山高原は草原の広がる風景で、とてもきれいなところでした。
ただ、富士山は見れなかったけどね!!


多分この雲の向こうに富士山があったりする。

だるま山高原で休憩をし、今度は県道127号で海へと向かいます。
ところどころ工事してはいるものの、走りやすい道をどんどん下っていくと、
おだやかな海際の県道17号へとつながります。

ここまでこれば沼津までもう少し。
街も広がってくるので、日が暮れてしまってもなんてことはありません。
まだ6時前なので明るいのですが、
ホント日が短くなって悲しいっす(ToT)

海沿いのこちょこちょした道を走り、国道414号へ合流します。
この道、地図には「
常時混んでいる道路の1つ」と書いてあってなんかイヤな予感がするんですが(^^;
まあ、合流地点では全然混雑してないし、その道自体もそれほど距離はないし・・・ということで
疑いつつも国道414へ。

しかし、ご想像のとおり、この道がまたとんでもなく渋滞していたんですね〜。
そんなに長さがないと言っても、こんだけカッチンコッチンだとね〜〜。
わずか5kmくらいなんですけどね〜〜。
これが路肩も狭くて抜けられないんですね〜〜。
さらに悪いことにこの日は花火大会があったみたいでね〜〜〜。

もうひたすらこらえるしかない大渋滞なのです。
1時間くらいかかりました。この5kmを抜けるために。
いやもお・・・最後の最後で伊豆の恐ろしさをしっかりと味わってしまいましたよ!!

教訓2です。
伊豆へ行ったら
有料道路が吉
遠回りしてでも有料道路。
近い国道は
ものすごく時間がかかる。

まあ、もしかしたらワタクシが通ったタイミングが悪かっただけかも知れないですけどね(^^;
真相のところはどうなんでしょうか?
お近くにお住まいの皆様、是非ご教授ください。→
けいじばん

沼津を抜け、ここからは走りやすい「裾野バイパス」の国道242号で、一路御殿場へと向かいます。
いやあ、走りやすいっすね〜、この道。バイパス最高っす(^o^)/

途中、例によって「食べログ!」に載っていた御殿場高原ビール園の中にある
グランテーブル」というお店で夜ご飯を頂きます。
味はともかく、ここは1人でしかもツーリング中に来るところではなかったかも(^^;
そもそもビアレストランなのに、
バイク乗ってたらビール飲めないしねorz


何ともムーディーな御殿場高原ビール園


スペアリブを頂きました。アメリカンっす。

悔しかったので御殿場高原ビールとチーズを買って、宿で飲むことにします。

そんなこんなで8時すぎ、今夜の宿「御殿場YH」に到着。
結構わかりにくい場所にあるので、思い切り迷ってしまいましたが、
電話で道を聞いてなんとか辿り着けました。
御殿場YHは、なんだか
ものすごくきれいなYHでした。
風呂も24時間入れるし、ロビーも広くてステキです。
ヒマつぶし用の漫画もたくさん置いてありました。
泊まっている人は結構いるみたいでしたが、4人部屋を独占させてもらい、
かなりリッチな空間です

ちなみに先程買った「御殿場高原ビール」、かなり濃厚で美味しかったっす♪


ここを独り占めっす。リッチだ〜。


ビール美味し!

ということで、風呂入ってまったりして就寝。
明日の天気はいかがなもんでしょうか?
富士山はいったいいつ見られるのでしょうか??

本日の走行距離 260km

 

 

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