マップル中部版フル活用ツーリング

10月13日

 

朝、御殿場YHで目覚めると雲が広がっていました。
これはまた富士山見れないのか!?と思いつつ支度をして朝8時半ごろ出発です。
宴会があったわけでもないのに遅めの出発なのは、
今日の第一目的地の
おいしい「ほうとう」の店の営業時間に会わせるためなのです。
ワタクシ、炭水化物がとても好きなので、楽しみなお店なのです。


御殿場YH。綺麗です。

御殿場を出て、国道138号「富士パノラマライン」を進みます。
せっかくのパノラマラインですが、
やっぱり富士山は見えませんorz
でも少し空に晴れ間が見えてきたので、気分は上々っす。

すると、ほどなく富士五湖の1つ、山中湖に到着です。
湖と言えば「一周」と答えるのがライダーというもの。
ということで、一周はしませんが(^^;2/3周くらいはしようということで山中湖の東岸へ。
結構観光というか、湖でのんびりする人たちと、
湖畔で車中泊らしい車がPAに停まっていてのどかな雰囲気。
ここらへんからは、「
逆さ富士」といって湖に映る富士山が見られるはずなんですが・・・
富士山にかかる雲は、まだまだどいてくれそうにありません。


裾しか見えない富士山。あんなにでかいのに・・・。

それでも山中湖のほとりをのんびりと流し、
再び国道138号に乗り、今度は河口湖方面に向かいます。
ゆっくり出てきたのですが、それでもほうとう屋さんの開店時間にはまだ早いので道の駅でちょっと休憩、
道の駅には、「富士山ナンバー開始」という旨の看板がありました。
ちょっと羨ましいかも。富士山ナンバー。
まあ、まだ富士山の姿すら見えていないこの状況で言うのもアレですが・・・。

道の駅を出て、国道をさらに進みます。
さて、目的のほうとう屋さんは、山中湖の近くにあるはずなので、河口湖付近で地図をチェック。
まだ開店時間には早いけれど、どうせ迷うんだろうし、行ってみることに。
ところがこのお店、国道のすぐ脇にあり、あっさり見つかってしまいました。
なので、お店の写真を撮ったりしていると、どうもまだ10時半前なのに開店してるようす。
これはラッキー♪と、早速遅い朝ごはんというか何ご飯というか、
とにかく食べることにしました。

こちらのお店、例によって「食べログ」で発見した「ほうとう不動」というところ。
店構えからして重厚な雰囲気が漂っています。
フライング開店だったのか、まだ人はまばらでしたが、
ワタクシが食べている間にどんどん人がやってきていました。

ここはもちろん「名物 不動ほうとう」を注文。
待つこと十数分・・・、やたらでかい鉄鍋に入った、アツアツのほうとうがお目見えっす(^^;
「ほうとう」とは、平たくてごついうどんのようなもので、
あわせ味噌でぐつぐつ煮込んであります。
しかし、煮込まれつつも麺がごついので、もちもちしていてとても美味いっす。
そして、鍋にはふんだんに野菜が入っていて、こちらも良い感じに煮込まれております。

ボリューム満点なのですが、野菜が多いのでなんとか間食。かなり満腹です。
ちなみにこのお店、やはり人気店のようで、ワタクシがお店を出るときにはすでに行列ができてました。
満足して出発っす。


「ほうとう不動」外観。
歴史ありげですねえ。


こちらが「名物 不動ほうとう」。
美味しかったです。

さて、ここからはもう少し西へ進み、富士五湖を回ることにします。
県道21号を通り、河口湖、西湖、少し離れて国道139号に入り精進湖、
そして国道300号に入って本栖湖のほとりを走ります。

この間、晴れてはいるものの富士山にかかる雲はやっぱりどいてくれず、
最後の本栖湖の本当に端っこで、やっと富士山のてっぺんが見えました。
慌てて写真も撮ったけれど、微妙極まりないっすね(^^;
肉眼だともう少しはっきり見えたんですけどね。

それにしても、このあたりはやっぱり景色の良さからか
カーブの多さからか、バイクが多かったですね〜。
たまにですが挨拶してくれるライダーもいました♪

本栖湖を越えると、山を越えて富士川まで出ます。
ここに来たのは、例によって「温泉パスポート」に載っている温泉、「
十谷温泉」に行くためなのです。

温泉パスポートに載っていたのは、十谷温泉にある「源氏荘」というところ。
国道52号から、県道を山に向かって進んでいき、県道の終点にある温泉なのです。
県道の終点には、集落があり、そのさらに奥に「源氏荘」はあります。

旅館のフロントで温泉パスポートを提示し、快く温泉に入れて頂けました。
こちらの温泉、川沿いにありメインの露天風呂までは吊り橋を渡って行きます。
趣があってものすごい好みっす。
ただ、行ってみると露天風呂は混浴。
入れないような雰囲気ではないのですが、温泉パスポートに載るほどの温泉、
気兼ねなくゆっくりと浸かりたいと思い内風呂へ行きます。

内風呂へ行ってみると、見事貸切でした♪
ということで、湯の写真を撮ったり、味見をしたりしてまったり入浴。
ちなみにコチラの温泉もマズイっす(^^;。
カルシウム・ナトリウム-塩化物泉」なのだそうですが、
湯はほとんど透明なのにこのパンチ効いた味、只者じゃないっすね。
これだけの山奥で温泉宿をされているのだからきっと・・・と思ったのですが、案の定良い湯でした(^o^)/


「源氏荘」外観。かなり山奥にあります。
冬とかどうなるんでしょう。


内風呂。2つあって、1つは冷たかったです。
多分源泉風呂じゃないかな?

さて、温泉を出ると時間は1時。
これからどうしようかな〜?と、地図を見ます。
特に目的になるようなものはみつからなかったのですが、
もう10月半ばだしこれから北の方にはなかなか行けなくなるだろうし…
ということで、何となく北に向かってみることに。

まあ、いつもながらアバウトな旅なのです。

ということで一旦国道52号まで戻り、北の方へ向かってみることにしました。
行き先は、次の休憩地点ででも考えればいいのです。

走りながら思ったのですが、山梨ライダーやっぱりはノリが良いです。
決してみんな山梨県民というわけではないのでしょうが、
結構挨拶してくれるライダーが多くて嬉しいかぎりです♪

さて、そうこうしているうちに気がつけば清里まで北上してきてしまいました。
ここでもう山梨県は終わりっす。
高原の駐車場で休憩しながら、今度こそ行き先を考えます。
そしてワタクシ特有のとんでもない考えが…。

というのもですねえ、このツーリング、まだ濁り湯に入ってないんですよ。
しかも硫黄泉も入ってないんですよ。
これはおおいにイカンじゃないですか

ということで、無謀にも「硫黄で濁り湯」に入りに万座まで行ってしまおうと考えてしまったんです。
いやあ、アホっすね〜。
わかっちゃいるんですが、行こうと思ったら止められないワタクシ、
なんで伊豆から万座まで行くことになるんだよ!というセルフつっこみを受け流し、
さらに北上してしまうことになったんですね〜。

またしてもハイソな別荘地の雰囲気漂う清里を抜け、
JRで一番高い駅の「野辺山駅」のある野辺山(のべやま)を横目に北上し続けるのでした(^^;

途中、佐久という長野新幹線の通る街に着いたのは、
もう太陽がかなり傾いた時刻。
この先どうなるかわからないので、今夜の宿を取り、買出しを済ませます。
そして、観光地のメッカ軽井沢へと着いた頃にはもうあたりは真っ暗でした。

今日も宿の夕食には間に合わなかったので、軽井沢でごはんを食べることに。
軽井沢のあたりをウロウロとしてみます。
実は、ここでも美味しいと評判のレストランに入るつもりだったのですが、
残念ながらこの日はもう予約で一杯とのことで、
しょうがなくテキトーにレストランにはいり、パスタで夜ご飯にします。

腹が満たされたところで、今日の宿に向かいます。
今日は、北軽井沢の「
ブルーベリーYGH」というところに泊まることになったのです。
ちなみにYGHとは、「ユースゲストハウス」だとのこと。
さて、どんなところなのでしょう・・・。

真っ暗な中、北軽井沢に向けて走りだしましたが、これが意外と遠いんですわ(^^;
同じ「軽井沢」だから近いかと思ったんですが、なかなか山道を走らされます。

いや、このあたり結構観光地なので、もしかしたらもっとメジャーな道があったのかもしれないですけど、
何と言ってもここは「ツーリングマップル中部版」のいちばん端っこ。
実はこの道から東は地図がないので道がわからん!のです。
念のため「関東甲信越版」も持ってきてはいたんですが、あくまで今回の旅は「中部版フル活用」の旅。
このまま突き進みます。(←結局地図取り替えるのが面倒だったとかなんとかかんとか…(^^;)

まあ、暗かったけど道自体は良かったんでそう困ることもなかったんだけどね。
しかし、10月半ばの夜の山道はかなり寒い!
こんな山奥まで来るつもりじゃなかったもんで、装備が甘いこともあるんですが・・・。
山道の途中にある電光掲示板が示す温度は何と
5℃orz
これは。。。地元じゃ冬の昼間くらいの気温ですねえ(^^;

ちょっと迷ったものの、コンビニでいつもの夜セットを買うついでにYGHの場所を聞いて無事到着。
玄関を開けると、夕食が終わったところのようです。
宿の説明なんかを聞いて、無事チェックイン。
こちらのお宿、ユースなのに2人部屋なのです。お部屋もなかなかゴージャス。
今日は、明日が平日ということもあって宿は空いている模様。
ということで
2人部屋をシングルユースさせて頂きます。ラッキー♪
しかも、こちらのYGH、部屋ごとにシャワーやトイレがついているのです。
ビジホのような部屋ですね〜。いいですね〜。

そして、何と言ってもこの宿の特徴なのでしょう、
廊下一面に映画のビデオが置いてあって、宿泊客は
ビデオ見放題なのです。
これは天気の悪い時なんかには有難いサービスですね♪
ただ、ワタクシが泊まったときは天気も良かったので、残念ながら利用することはなかったのですが。


これはユースなのか?
もちろんベットメイキングもされてました。


ビデオがたくさんです。
残念ながら見る時間がなかったんですが・・・。

さて、風呂やら身づくろいやらを済ませると、
階下から「お茶が入りました〜。よろしければどうぞ〜。」
というお声がかかる。

今時珍しくなった、「お茶会」システムがこのYGHにはあるようだ。
といっても、強制というわけではなく、希望者だけの参加みたいですけどね。
地元の情報をもらうには、やっぱりこういうのがイチバン。
ということで、ビール片手にお茶会に参加します。

宿のオーナーさんに、果実酒をご馳走になりながら、地元の見どころを教えてもらいます。
折しも時期は10月。標高の高いこのあたりでは、もう紅葉が見ごろになっているそうです。
特に、今日あたり「
万座ハイウェー」という有料道路の紅葉が良い感じだったそう。
これはなかなかステキだ。よし、万座ハイウェー経由で万座温泉入って…、と、
ガンガン明日の予定ルートを決めて行きます。
ちょっと明日の天気予報が軽く雨降るみたいだけど、
見なかったことにします。

このお茶会で一緒になった方は、東京の方から来られているリピーターさんとのこと。
東京方面は、平日だろうが何だろうが渋滞がスゴイらしく、
3時ごろ出ようかな〜。(←勿論午前3時…( ̄  ̄!))と、
ナゴヤ方面から来てるワタクシには信じられないことを仰ってました。

さすが東京…。我々には想像つかないけど、
えらいことになってるんでしょうね〜。

ああ、ナゴヤ方面で良かった♪

 

次(10月14日)へGO

 

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