北海道ツーリング2008
8月10日
厚沢部レクの森キャンプ場はまたも快晴。時間は朝7時。 キャンプにしては遅い起床ですが、眠いもんは眠い。まあそれだけ居心地よかったってことですね(^-^)/。 さっさとテントを片付けて、朝ごはんを食べて昨日のライダー氏に挨拶して出発です。
これからまた少し南下して、函館まで行ってこの渡島半島 (函館のある北海道でもひときわ目立つこの半島、渡島半島というらしいです。これ書いてて初めて知りました(^^;) を一周するつもりなのです。さあ、どこまで行けるかねぇ。
昨日の続きの国道229号を南下します。すると今までの漁村風景から一転、アップダウンのある海際の山道になりました。 ここはなかなかいい道。左手に原生林とお約束の「熊注意」。右手には青い海が広がります。 たまに集落もあるけれど、この道からは少しさがったところに集落があるようになっているので、 ひじょーーに北海道らしく信号?何それ?という感じのスバラシイ道です。
国道229号。 |
海と丘の景色が続きます。 |
天気もいいし、サイコーです。
さて、しばらく道南の風景を楽しんだ後、松前市に入りました。 ここは、あの鎧甲装備でバイクに乗って街をねり走る「バイク武者軍団」で有名な「松前城下時代まつり」が有名な松前です。 ワタクシもかなり参加したかったのですが、このお祭りがあるのは今年は8月13日。 残念ですが3日も滞在することはこの落ち着きのないワタクシにはできそうにないので今年の参加は見送ります。残念。
パーキングエリアで何か祭り的なことをやっていましたがヒトが多くて寄り着けませんでしたorz しかし、そのPAは海に降りられるみたいだったので、珍しく歩いて触ってみましたよ。海に。 う〜ん、北海道の海はやっぱり冷たい気がする。(ちなみに気温25度) 青くて透明な、キレイな海でした。こんな街中なのにね。
キレイな海。青森は・・・もうちょっと左かな。 |
超望遠松前城。行く気なしっすね。 |
街に来たがるクセに来たら来たでその混雑っぷりにさっさと立ち去りたくなるタチの悪いワタクシ。 まあこんなもんでを満喫した気分になりさらに函館へと進みます。
松前から離れると、急に道に路上駐車している車が現れます。 何があるんだろうな〜、と観察してみると、どうも皆さん海水浴中の模様。 いや、だからさっき水冷たいって言ったところじゃないか!! あいかわらず気温は25℃ いや、本州ではそんな気温ではとても海水浴なんかできないもんなんだけども・・・こちらの方はお構いなし! ってゆーか多分マジで暑いと感じてるんだろうな〜。 そんな海水浴中の人々の脇を、ジャケット着て走っているワタクシ。 いや〜、住環境って言うのはヒトをこうも変えるもんなんですね〜。
さらに走っていると、少し山になっていき、「青函トンネル記念館」なる看板を発見。 そうか、地図でみるとこの下は青函トンネルが通っているんだ。と感心するもその姿は見えずorz それじゃああまりにアレなので、「トンネルメモリアルパーク」なるものに立ち寄ってみました。 なんか草ボウボウの狭い公園だったけれど・・・。 せっかく寄ってみたけれど木が多くて景色も正直イマイチ。天気良かったのになあ。
そういえばこの辺りに北海道最南端の岬「白神岬」があったはずなのに、全然見なかったなあ。
このあたりから大都市函館の近くで且つ海水浴客も多くなるため、道が混んで来た。 しかしライダー諸氏はめげんなあ。すいすい抜かして先に進んでいました。 しかしまあワタクシは自他共に認めるへタレライダーなのでまったり進みます。まったり。
函館市に入ったあたりで、時間はもう昼時。 今日は、せっかく函館に来たので函館にしかない「ラッキーピエロ」で昼飯のつもりなのです。 まだまだ函館の外れだったのですが、さっそくラッキーピエロの看板を発見。 もちろん寄ってみました。
ハンバーガーの店だと聞いていたので、マックとかロッテリアとかそっち系の店の感じを予想していたのですが、 入ってみるとどちらかというとファミレス?な感じ。 早速「人気NO1!」と書いてあった「チャイニーズチキンバーガー」を注文。 席に座って待つことしばし・・・。来ました「チャイニーズチキンバーガー」! 甘辛いタレにつけたから揚げがはさんであるハンバーガーです。 お味は・・・まあまあかな。しかしハンバーガー1個しか食べていないのに腹いっぱい(^^; ボリュームのあるハンバーガーでした。
ラッキーピエロ。「ハンバーガー愛好会 金賞受賞」らしいです。 |
チャイニーズチキンバーガー。人気NO.1らしいっす。 |
ハンバーガーを食べながら雑誌「HO」をチェックしていると、近くにタダ温泉を発見! 市内をつっきるカタチになるけど、寄ってみることにしました。 ということで目指すは温泉、函館川の湯温泉「湯元 啄木亭」なのです。
いやあ、それにしても函館市はやっぱり車が多い! もうね、今まで超快適な道を走ってきただけにもう大変なことになってます。 しかしそこに温泉があれば進まねば!と頑張ってなんとか近くまで来たんだけど、 例によってツーリングマップルの大雑把な地図では市街地の細々した道に対処できずorz 途方にくれて空を見上げると、なんかやたらでかい建物にそれっぽいマークが・・・。 もしかしてこれか?と近寄ってみると案の定超豪華旅館の前に「湯元 啄木亭」と書いてあります。 いやあ、今回もやってくれるねw 「HO」
「湯元 啄木亭」は、中もやっぱり超豪華。 あまりの広さに温泉に行くのに迷子になりつつ、たどり着いた浴場はなんと最上階。 う〜〜ん、高いところにある温泉にはあまりいい思い出がないんだが・・・と思いつつ服を脱いで湯に漬かります。 しかしこれがですね〜、さすが北海道というべきか、なかなかの湯でした。 この高さ(11F)にもかかわらず温泉は源泉かけ流し! 源泉64度という加温もされていない塩化物泉がなみなみと注がれております。 あまりしょっぱさは感じませんでしたが、ほのかに硫黄の匂いがしてこれまたワタクシ好みです(^^; 湯船は「めちゃくちゃ広い!」というわけではないもののなかなかの広さです。 きっと温泉湧出量とのバランスが考えられているんじゃないかな〜。 何より、露天風呂があまりに絶景。これは道南に来るなら一度訪れる価値のある温泉じゃないでしょうか。 オススメです。冬はちょっと寒そうだけどね。
「湯元 啄木亭」玄関。豪華ですね〜。 |
温泉から出たらロビーでちと休憩。にしてもこの豪華さw |
さて、せっかく店がさんが沢山ある函館にきたので、ちょっと買い物。 実はキャンプで活躍する、「電池で充電、しかもUSB口」マシンが壊れていたことが発覚しちゃったのです。 これまで、お店などでちょこちょこ充電をお願いしてきたのですが、 そんなことにも限度があるので電気屋めぐりです。
函館で買い物を終えると時間はもう4時。 一周するならこのまままた海沿いに進まなくてはならんが、はっきり言ってもう海沿い飽きた(^o^;) なんつーか変化が少ないし海水浴渋滞してるし。 というわけでちょっと内陸に入って「大沼国定公園」に行ってみることに。 例によってまた無料高速があったけれど、1車線なのでパスです(>_<) しょうがないのでまた側道を走る。ちょっとずつ周りが山になっていく。 やっぱり走るには山のが好きだわ。動物注意がちと怖いけどね。
峠らしきトンネルを越すと「大沼国定公園」の看板があったのでそれに従って右へ折れる。 走ることしばし、それっぽいところを雰囲気で入って行くと大沼国定公園の入り口に出ます。 大沼国定公園とは、北海道の南西部渡島半島の中央部に位置し、 活火山である駒ヶ岳と、噴火によってできた大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼をはじめ 大小の沼、自然豊かなその周辺地域一帯のことをいうそうです。 ここからは一部尖った山が見えていて、それだけで何か異世界感が漂ってます。
「大沼国定公園」駒ケ岳。 |
せっかく来たので湖を一周することに。(バイクで。) 日が陰って来た、鬱蒼と した湖畔の森の中、道幅はそれほど広くないですが快走できます。 湖畔にはキャンプ場があったりしてちと心惹かれるも先へ進みます。 それほど大きくない湖なので走って一周する人もいるよう。まあワタクシはチャリでも無理だけどね。
大沼国定公園を出ると、道南グルメその2、いかめしを手に入れるため 道の駅「YOU・遊・もり」に立ち寄り、無事いかめしをゲット。今夜の夕飯にしよ。 道の駅には地元ツーリングクラブ(っていうのか?)のマスツーリング中らしき人々が休憩中でした。 相変わらずの重装備のワタクシ。早速捕獲され「暑くないの〜?」攻撃にあう。 いや〜、寒いっす。なにしろ37℃の世界から来たもんで。と言うと、 信じられん。てか今でも暑い。とのこと。
まあ、温度は違えど夏だもんね。今暑くなかったら冬寒くないわけだから、そんなもんなんでしょう。 何だかワケのわからない理屈で何となく納得する。 ここからはまたもや海岸線。例によって全く無計画なのでせっかくの夕暮れ海岸線なのに夕陽は山側。 まあ人生そううまくはいかんやね。
今日の目的地はツーリングマップルに写真付きで掲載されていた長万部(おしゃまんべ)のキャンプ場。 まだここからかなり遠いけど、まあ地図を見ると途中にいくつかキャンプ場があるみたいだから挫折したらその辺に泊まろう。 ということでまだまだ走ります。
途中たくさんあるカ二料理屋に心惹かれつつ前進。 正直ツーリングマップルのアバウトな地図ではよく場所がわからず、長万部の駅を過ぎたところのセブンイレブンで今日の夜セットを購入。 するとあたりでは何やら祭りの準備が進められているご様子。 まああんま関係ないか、と思いつつ出発して目的地「長万部公園キャンプ場」を探す。 しばらく迷ってなんとかキャンプ場が見つかったときにはもう7時近くになっていた。 キャンプ場を走る道を往復し、ここならいいだろ。と思ったのでチェックイン。一泊500円でした。 最近頻尿なのでなるべくトイレに近いところでテントを張って、早速風呂とごはんに向かいます。
この辺のことを調べてみようと地図をみると、駅前にあるかにめし弁当がウマイとのこと。 そりゃ行くしかないでしょう(^^;ということで駅に向かう。 しかし、さっき伏線が張られていた通り、今日は祭りのようで道路がしっかり通行止め。 お巡りさんに止められて少々焦るも、「この先入れないからそこの駐車場に停めてね」とのこと。 料金かかりますか?と聞くと、「かかりませんよ〜。田舎ですから〜。」とのこと。純朴そうな感じのいいお巡りさんでした。
祭りは山車なんかも出て盛り上がってました。 といってもよく解らないのでかにめし屋に直行。すると・・・閉まってましたorz 弁当屋さんだもんね〜。しょうがないか。と思いつつ、屋台でたこ焼き買って温泉に行くことに。
今日の2湯目は長万部温泉「長万部温泉ホテル」。 長万部温泉のこじんまりとした温泉街にある温泉です。ちなみに6:00〜21:00まで。大人420円でございます。 銭湯のような造りの湯ですが、湯は源泉掛け流しナトリウム塩化物泉。 ひょうたんのように2つくっついた浴槽に49.5℃の湯がダバダバ投入されておりなかなか贅沢(^o^) しかし熱いので、出たり入ったりしながらしっかり満喫してきました。
|
|
長万部公園キャンプ場。芝生のきれいなサイト。 |
長万部温泉ホテル。いい湯でした。 |
ということで今日の夕食はたこ焼きといかめし。 固形燃料小型コンロと秘密兵器「アルミホイル」でいかめしを温め、星を見ながらまったりと晩酌。
いやあ、贅沢な時間だね〜。