北海道ツーリング2008
8月8日
フェリーの中ではひたすら寝て過ごす。 誰もがヒマという不思議な空間なのです。 たまーに携帯の電波が入るので、秋田沖ですかさず去年も泊まったお気に入りライダーハウス「樽前荘」に電話を入れて予約を取る。
後はもうする事がないのだけれど、今日まで色々と忙しかったので、 これまでの分を取り戻そうてひたすら寝て過ごします。
新日本海フェリー内部。 |
うどんを喰らう。 |
何かの病気かっちゅーくらい寝たり起きたりしているうちに20時30分。 定刻にフェリーは苫小牧東港に到着です。
オートバイ下船の案内放送がかかる と、みんな一斉にバイクに荷物をくくりつけ始めます。 去年もそうだったけれど、みんなすごい荷物だな〜。 しかしあのアイリス箱(ホームセンターとかでよく見かけるプラスチックの箱のことです。)はやっぱり便利そうだ。 着けたいけど、簡単に外せないのも嫌なので着けてないのです。
ちなみに私が使っているのは、「タフザック」と いう完全防水袋。 この中にほとんどの荷物を放りこんであります。
荷物をくくりつけている間、隣のバイクのヒトと話をする。 彼はなんと鉄板から自分で加工した箱を着けて来たらしい。 すごい人がいるもんですね\(゜□゜)/
しかし、キャンプ道具一式を積んで来て、シュラフを忘れたと言っていた。 テン トよりもまず必要なものだと思うんですけど(-"-;)
しかも今夜の宿も決まっていないらしい。 うむ〜。ライダーハウスも寝袋がないと難しいし、 ホームセンターはもうこの時間だから、ダッシュで苫小牧まで行っても開いていないだろうしな〜。 難しいところだけど、私ならいといの湯(健康ランド)泊かな〜。と言っておいた。
その後どうしたのかな〜?
荷物を積んだらいよいよ出発です。相変わらず真っ暗な苫小牧東港 (周りは本当に!!何にもない。マジでフェリー乗り場と草しか見えません。)を東に進みます。
さようなら新日本海フェリー。 帰りは太平洋フェリーなのでまた来年です。 |
ご覧のとおりフェリーターミナルから離れると真っ暗です。 ナビなし組は覚悟して下さい。 去年はいきなり迷子になりましたorz |
ここから国道235号、高速規格の日高自動車道を通って沼ノ端まで行き、そこから国道234号で苫小牧に入ります。 当然ワタクシとシェルパは1車線高速恐怖症なので側道を通るわけですが、 側道でもやっぱり流れは早い!80ペースで流れてます。 もともとスピードが出ないのもあるけれど、何しろやっぱり北海道。寒いのなんのって。 70でもうガチガチだったのでまあゆっくり走ります。 そういえばこんな寒さだったなあ、と去年のことを思い出しながら。
苫小牧の街に入ったら、早速今夜と明日の朝の買い出しをして行きます。 もちろん去年大いに役立ってくれた雑誌「HO」も、コンビニ2件回って無事ゲット。 ちなみに今回はローソンで捕獲しました(^O^)/
買い出しが終わったらもう国道276号をひたすら走って樽前荘に向かいます。 あたりは真っ暗。動物注意の標識がムードを盛り上げる中、ひたすらまっすぐな 国道276号をひた走ります。 いやもう、コワイやらサムイやらで大変です。
あまりに真っ直ぐすぎて、もしかしたらこの道は無限ループとかしてるんじゃないか?と3回くらい思ったところで信号があり、 右に曲がってすぐにあるように地図には書いてあるけれど 、5キロ位進んだところに樽前荘の看板があります。
北海道っていうところはもう何もかもスケールが違うんです。 もちろん地図も。 まるで巨人の国に迷い込んだようなキモチです。 てか標識も道もでかすぎです。しょっぱなからやってくれます。北海道。
樽前荘に着くと、やっぱりバイクがたくさんありました。
ああ、北海道着いたん だなあ、と実感です。 バイクを止めると、目の前に庄内ナンバーのセローがありました。 あれ?…庄内ナンバーのセローってなんか聞き覚えがあるなあ、と思いつつ大将 に挨拶をして受け付けを済ます。 荷物を置きに談話室の前を横切ると宴会中のライダーに呼び止められました。
「おおー、去年の!」と言った声の主は、去年「道の駅さるふつ」のキャンプ場 で一緒に飲んだセロー2人組みだったのだ。 やっぱり表の庄内ナンバーは彼らだったんだ。すごい偶然もあるもんだ。
それにしても1年前、暗いキャンプ場で酒盛りした人の顔なんてよく覚えているもんだな〜。私なんか顔見たって絶対分からんけど。 とにもかくにも荷物を置いて宴会に参加。 彼らのうち一人は、今年はセローではなくハーレーで来ているそうだ。でも林道 には入る!と言っていた。
話をしていると、やっぱり去年初めて北海道に来て、今年も「来ちゃった」そうだ。 なんだか境遇が似てるなあ、しかも同い年だし(^_^;) 焼酎サーバーの焼酎を飲みながら、ずいぶん遅くまで盛り上がっ てしまった。 まだ初日なのにね。 彼らはこれから道東を回るらしい。 私もしばらく後に道東に行くつもりなので、また会えるかもしれないなあ。