北海道ツーリング2008

8月17日

 

 

朝、目覚めると時間は7時半。
ツーリングに出ると早起きになる!とか言ってたくせに、
なんだかんだ言って連日結構飲んでるもんでこんなもんです。
前はもっと慎ましかった気がするんですが…。

荷物をまとめて談話ロビーに降りていくと、
みなさん釣りの最中のようです。支笏湖ではイワナとか釣れるらしいっす。
残念ながらこの日はボーズだったらしいっす。

朝ごはんを食べて、ぼんやりしているうちに皆さんも出発するようです。
ワタクシも負けずに出発します。
今日もいい天気。最終日がいい天気だと後味いいですもんね。

今日は、ちょっと南に向かって室蘭の「地球岬」に行きます。
「地球が丸く見える」と有名な岬なのですが、どんなもんでしょう。

記念写真を撮って、8時すぎに出発です。
まずは支笏湖の南側を通り、国道453号で南下します。
途中、「ばんけい」というところに「
オサル湯」という野湯があったのでちょっと見学。
思いっきり集落を流れる川の川岸にあるので、入浴はキツイ、ということで手湯で満足。
本当に川岸というか、
半分川の中です。
増水してると入れないそうなので、要注意っす。


丸く石で囲ってあるところが手作り浴槽です。

そのまま国道を下ると、「伊達」という大きめな街に着きます。
道の駅「だて歴史の杜」というところがあるようなので寄ってみると、
めちゃくちゃ大きい施設でした。どうやら公園の一角を道の駅としているようですね。
道の駅もなかなか色んなところがあって、寄っていくと結構面白かったりします。

しかし、「だて」って何か意味があるのか?と、少し調べてみると、
どうやらこのあたりの開拓に伊達氏の子孫の人が関わったらしいです。


道の駅…というか公園入り口。

大きな芝生のある公園で少し休憩し、
また南下を続けます。この辺りから国道は37号線になりますね。
今日は気温が高いからそう思うのか、なんとなく道が本州っぽいです。
しばし走ると、展望台があるのでまたフラフラと入ってしまいます。
すると、ここは室蘭港にかかる「
白鳥大橋」を見られる展望台だったようで、
橋の全景と、工場が栄える室蘭の町並みが見られました。
ここ、夜だともっと綺麗なんだろうな〜。

その白鳥大橋は、ちょっと高速っぽい橋でした。
もしかしたら以前有料だったのかもしれません。
橋を渡ると、室蘭の
道の駅「みたら室蘭」があります。
もう少し行くと地球岬なのでここはスルーで行きます(^^;

ここでおそらく北海道で最後になるだろう給油をします。
ガソリンスタンドのお兄さんに「地球岬に行きます」というと、
「ラッキーだね!今日は景色いいよ!」とのこと。
室蘭もここ数日天気が良くなく、
に巻かれていたそうです。

室蘭の町を通り抜け、地球岬への道はかなり狭くてこちょこちょした上り坂です。
海沿いはこういうところ、結構ありますよね。
で、上まで行くと地球岬の駐車場です。
人もバイクも沢山です。皆さん太陽を満喫しておられるご様子っす。

展望台からは、確かにもう一面海です。
地球は間違いなく丸いです。断言します。
夏の海はいいですね〜。やっぱり。
これで冬だと
海風に一撃でやられて退散することになっちゃいますね。
ちなみにこちら「地球岬」の名前は、
もともとは、アイヌ語の「ポロ・チケップ」(親である断崖という意味)が、
チケウエからチキウ、そしてチキュウと転化して、地球岬という字が当てられるようになった、
と、案内板が言ってました(^^;

いい名前もらってますね。
ステキです。


メタル地球が転がっているように見えますが、正体は地球型電話ボックスです。
もちろん固定されてます。


灯台と海。
丸いですよね。確かに。


展望台には鐘がつきものですね。

さて、地球岬もなかなかなのですが、ここからまだ続いている道道919からの眺めもステキです。
白い岩肌が海にそびえ立ち、またもや日本離れした風景です。
どんなけ日本離れしたら気が済むんでしょうか、北海道というところは。

ちなみにこの道沿いには「鳴き砂海岸」というのがあります。
もちろんワタクシもチャレンジしちたのですが、一向に鳴きませんでした。
まあ余談ですけど!!


断崖が続く海岸。見事です。


鳴き砂ってなんかコツがあるらしいですね…。

ここからは、徐々に苫小牧に向かっていくことにします。
海のすぐそばを走る国道36号線を走り、北西に進路を取ります。
すると途中、「
白老」というところに「社台ファーム」という看板を発見!
社台ファームってあの
エアシャカールとかマンハッタンカフェとかの社台ファーム!?
と、ちょっとそそられて行ってみることに。
もちろん中には入れないけれど、(入り口がどこなのかも解りませんでした(ToT))
外から馬がぴょこぴょこしている様子を眺める。
いいな〜、馬。カワイイな〜。今回はあんまり見られなかったけど。


白老ファーム(社台ファーム)…の看板。


広大な敷地です。

 

登別駅の近くまで走ったところで昼になったので昼ごはんを食べる。
駅前の食堂でなぜかイクラ丼(^^;
まあ、海沿いだしアリか。

もちろん登別まで来たら、温泉入らないと通してもらえません。
どこに行こうかと考えたけれど、今回は登別温泉ではなく「登別カルルス」という
昔入浴剤になってた(名前だけか?)温泉にしました。
ということで、ツーリングマップルに乗っている「
カルルス温泉オロフレ荘
というところに目標を定めて出発いたします。

このオロフレ荘、ホテルの温泉が一般入浴できるようです。
入浴料500円を支払い、ホテルの中へ。
入浴剤「登別カルルス」は白濁だった気がするのですが、
ここは「無色透明」、
芒硝性単純泉だそうです。
あまり特徴がないようですが、ここは毎分1200Lもの湯が湧いていて、
勿論源泉100%。
シャワーの湯まで温泉だそうです。
刺激の少ない湯なので、ゆったりくつろげます。


オロフレ荘外観。

露天風呂でぼんやりしながら、最終日感をかみ締めます。
こんなにいい天気なのに帰るのもったいないな〜。
しかし、帰らなくちゃならないもんは帰らなかんのです。

温泉を出て、いよいよ苫小牧港に向かいます。
フェリーに乗るため、近くに発見したイオンにお買い物に向かう。
これから帰るライダーが多いようで、みんなかなり
オーバーアクションでピースサインしてます。
みんなの旅も楽しかったんだろうな〜。

去年も迷ったんだけれど、今年も花咲蟹が安い(^^;
欲しいけど・・・。ぐっとがまんなのです。
だってフェリーの中でカニ食べてる人なんか見たことないしね。
走りの秋刀魚寿司と、なんとなくカマンベールチーズを買って港に向かいます。

フェリーターミナルは、やっぱりライダーがいっぱい。
やっぱり緊張するタラップを上がり、シェルパ君を停める。
シェルパ君、初の超ロングツーでしたが、何のトラブルも起こさず走ってくれました。
愛車に心の中でお礼を言って、船室にあがります。

今回は「きそ」ではなかったので、A寝台だったけど2段。
カプセルホテルのようなベッドです。


苫小牧フェリーターミナル。
また来ちゃったな〜。


シェルパ君にお土産を積み、
帰還モード入りました。


今回の船は「いしかり」です。
お盆も終わりなので、帰還ライダーが多いです。

 

今年の北海道も終りだな〜。
天気もおおむね良かったし。何のトラブルもなかったし、思わぬ再会もあったし、新しい出会いもあったし、
やっぱり北海道は楽しいのです。
他のところとはちょっと違う魅力があるのです。


夕暮れの苫小牧。
そして出航です…。

寂しいのう…。

 

 

これはもしかして来年も行っちゃうかも。。。

 

 

おしまい

 

 

 

次(8月18日・おまけのあとがき)へGO!

 

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