2009.オーストラリアツーリング

 

 

12月23日 

 

朝、ものすごい早い時間に目が覚めてしまった。

国際線の飛行機に乗るなんてかれこれ5年ぶりになるだろうか。
緊張なのか何なのか小心者なことだけは間違いないんだけれど目覚ましを激しく追い越した4時半、
もう目が冴えちゃって寝れないったらありゃしないのです。
まあ、今日は一日飛行機乗ってるだけなんで寝不足でも問題ないんだけどね。

この期に及んでも各種手続きは終わっていなくて、朝5時に海外旅行保険の手続きをする。
ネットだと安いっすね。9日間で3150円だって。
あんまり内容確認してないんでホントに使えるのか解んないですけど。

明日の朝まで…いや、多分明日の夜まで風呂に入れないんで、最終シャワー。
いやもう、何してても何か忘れてるような気がして、気が気じゃないんですよコレ(^^;
何だこの緊張感。てかどう考えても動揺しすぎだ。
そんなビビることじゃないじゃん。何かあったら帰ってこればいいんだし。
そんなこと勿論解ってる。
でもそういう問題じゃないんだよ〜(@o@)

とにかくオロオロしてる間にも時間は過ぎて、
7時少し前に出る中部国際空港(セントレア)行きの電車に乗り込んだのでした。

 

今回のオーストラリア行きに向けて、お世話になるバイク屋さんに「荷物を減らすこと!」と言われていたので、
かなり持っていくものを厳選して来たのだけれど、それでもやっぱりいつもより大荷物になってしまった。
そりゃそうだ、いつもはシェルパに積みっ放しのカッパやらゴムバンドやらを全部このカバンに詰めてるんだから。
60リットルのタフザックの重さは約11s。
重いったらありゃしねえ(^^;

それでも、セントレア行きの電車に乗る人たちの荷物はワタクシのものよりだいぶ大きい。
これもうちょっと入れれたんじゃないの?とか思うけど、
荷物は少ないに越したことはないのです。

電車のドアが開く度に、冷たい空気が入ってくる。
もうちょっとだ、もうちょっとでこの
寒さと無縁の国に行けるんだよ〜!

 

 

一年ぶりのセントレアに着き、去年とは違い国際線カウンターへ。
e-チケットとかいうのがあって、スタッフのお姉さんに教えてもらいながら機械でセルフチェックイン。
調べによるとヘルメットは機内に持ち込んだ方がいい!とのことだったのだけれど、
ちょっと前に機内に持ち込み手荷物のサイズ規定が厳しくなったみたいで持ち込み断念orz
ヘルメットだけなら持ち込めそうだったのだけれど、
カバンに入らないので「荷物は1人1つ」制限をクリアできなかったのだ。

 

そんなこと言ったってこれから24時間空港と飛行機で過ごすんだから、
それなりに荷物があるのはしょうがないんですよ〜。
スタッフのお姉さんと交渉して、
「ヘルメット被って行ったらいいですか!?(#`皿´)」とか言ってみたけど、
「いや〜(-_-メ;)」と、
渋い顔されただけでした(^^;

まあ、ここで何とかなったって、トランジット(乗り換え)先の香港国際空港で「載せれません!」と言われたら
英語で文句言うのとか全く無理なので、大人しく受託手荷物に入れてオーストラリアでの無事の再会を祈ります。
大丈夫だろうなおい!?ヘルメットって衝撃加えたらダメとか聞くぞ“(*`ε´*)ノ彡☆

とにかく30分くらいかかって8時30分にはチェックイン完了。
例によって極寒のテラスで飛行機撮ったりお店覗いたりして満足したら出国審査に進むのです。


寒いよ〜!(荷物減らすため薄着)

前回学習したはずなのにまた手荷物検査でライター没収されるも、
それ以外は問題なくパスっす。
しつこいようですが、
ライターは1人ひとつまでですよ!!

 

出国審査を過ぎると、免税店が並んでいる。
荷物になるから買えないんだけどね。
なんと無印までありました。トラベル用品専門無印。そんなんあるんですね〜。
あと、無料のビジネススペースも。
有線LANケーブルがあって、PC持っていればネット接続ができるそうです。
う〜ん、すごいな〜。
無線LANだったらDSでできるのにな〜(^^;

セントレア内を探検していると時間はいつの間にか過ぎ、
香港行きキャセイパシフィック航空便に乗り込むと、定刻通り飛行機は飛び立った。

国際線の飛行機といえば「ビール飲み放題なところ」と認識しているワタクシ、
ビール飲んだり機内食食べたり、1つ1つのシートについているモニターで映画「アマルフィ」見たりしているうちに、
香港国際空港に到着なのです。

 

香港では時間が1時間日本より遅い。
そうなんだ〜、とか大して気にしてなかったけれど、
よくよく考えてみると、
トランジットの時間は香港時間なのです。
時刻脳内変換をミスって乗り遅れるとか絶対イヤなので、時計を合わせてみた。
すると、なんとこの先
7時間も香港に滞在してること発覚
そ…そうなんだ。あんま気にしてなかったけど。

 

香港はわりと簡単に空港の外に出られて、空港直結の電車で街に出られることは調べていたので、
ちょっと行ってみることにしました。
でも飛行機だけは逃すワケにはいかんので、「transit」のゲートのところに立っている係員さんにチケットを見せて、
「I want to go to city,What time I have to come back to here?
(「街に出たいんですが、何時に戻ってくればいいですか?」と言ってるつもり)」と聞いてみた。

多分英語使いの人から見たら「何言ってんだコイツ?」とか思われるんでしょうが、
とにかく何か勢いで通じるんですよこれが不思議なことに。
19時発のチケットを見たスタッフ氏、「〜…5 o'clock.」とのこと。
ちなみに
「〜…」のところは聞き取れてませんΣ( ̄ε ̄;|||

まあそりゃそうだろうな、普通2時間前だよな〜、とは解っていても、誰かにそう言ってもらえると安心するワタクシ。
まだ時間は3時間以上あるのでせっかく来たしやっぱり空港から出てみることに。
入国審査のときに渡す紙にパスポート番号なんかを記入し、
パスポートにハンコ押してもらって見事香港入国なのです。
超あっさりっす。

 

香港空港はクリスマスムード全開で、クリスマスツリーとか派手に飾られてます。
早速電車の乗り場を見つけ、友人カウンターでクレジットカードで香港駅までの「return ticket」(往復券)を買う。
結構高くて100香港ドル(1香港ドルは12円なので1200円位)。ちょっとしかいられないので勿体無い気もするけど、
香港なんてめったに来られないしね。

クレジットカードで電車の切符買えてしまったので、特に両替もせずに電車に乗り込んだ。
考えてみたら
ホンコン的無一文というなんかちょっと危険な香りがする行動なんですけど(^^;
まあ乗っちゃったもんはしょうがないのです。

 

何しろ外国なんてめったに来ないもんだから電車から外見てるだけでワキワキなのです。
香港には以前着たことがあって…そうそう、もう8年も前の話なんですけどね。
車窓からは香港名物高層ビル群が見えます。
土地少ないのでどんどん高層化してくみたいです。
日本でそんなことしたら地震でえらい事になりそうですね〜。


香港的住宅街。

そうそう、知らない間に香港にはネズミの国ができてたみたいです。
知ってても別に来なかったですけど。

 

電車は30分弱で香港駅に着いた。
香港駅の職員に「I want to arrive at air port 5 o'clock. What time I have to take train?
(5時に空港に着きたいんだけど何時の電車に乗ればいいの?と言ってるつもり。)」と、
自分だったら
「オマエ時刻表見ろよ!」と突き放したくなるような質問をして帰りの電車の時間をメモってもらった。

いや、何ていうか時刻表見てもよく解んないんですよ。
こっちは平日のつもりで動いてても実は香港的には休日ダイヤだったりすることもあるもんで。
わかんないことは聞いてみるのです。
たいてい親切に教えてくれます。たいてい。

 

改札は地下にあり、その上には駅ビルが建っていた。
フラフラしてみるも、普通の立派な駅ビル。
名古屋駅的にいうとツインタワーなのです。
フラフラしてみるけど、買い物するわけにもいかないしあんま面白くないので街に出ます。

駅前は大きな道が走っていて、それを越えるとアジアっぽ〜いごちゃごちゃした街になった。
道なんかすごい狭いのに2階建てバスがガンガン走ってるし。
道は大混雑なのにそれを縫って歩行者が渡ってくし。
そもそも年末だからか人がかなり多くて歩道は人だらけなのです。
んでもって人々が足早に大声で話しながらどっかに向かってるのです。


そのバスが通るにはちと狭すぎる気が…。

 

こんなとこだっけ香港・・・( ̄. ̄;)。
なにしろ前に来たのは8年も前なんで細かいことは覚えてませんが。

 

一応「ご飯を食べる」という目的のもと、香港駅まで出てきたワケですが、
気がつけば滞在できるのは電車の時間も考えるとあと2時間。
とりあえずカードが使えて安そうなご飯屋さんを求めてウロウロするのです。

香港は元々山のところに町ができてるので、非常に坂が多いです。
そして、少ない土地に沢山の人が集まっているのでかなり少スペース。
見上げると高いビルに
ジャッキーチェンが避けてそうな看板がずらり。
2階建てバスてオープンカーな奴なんてホントに頭ぶつけそうなのです。


香港的渋滞


無駄なスペースは一切無しです。

香港は南国なのか、結構暑い。
気温は
19℃。半そでの人も良く見る。
去年の沖縄くらいでしょうか。

そんなこと知らずに行ったので、アジトから着てきたダウンジャケット着ていったけど当然暑いっす。
脱いで収納。「ちっちゃくなるダウン」非常に便利ですね〜。

 

珍しい光景に写真を撮ったり、店冷やかしたりしてるとあっという間に時間なんか過ぎちゃうのです。
小さくて安いご飯屋さんはいくつかあったけど、クレジットカードは使えないみたいですね〜。
そりゃまあ、100円200円の麺とかのお店にそんな機能つけないよね〜。
手数料取られて商売あがったりだもの。

ということで香港の街をくんくんと嗅ぎまわり、
結局カードがまず使えるであろう空港に逆戻りなのです。
空港のレストランは確かに高いんだけどね。
換金はもっと高いことになりそうだしね。

 

ということで電車に揺られて空港に戻る。
電車の中には
「WI-FI」(無線LAN使えるよ!)と書かれていたので、
ニンテンドーDS出して接続してみる。

…あれ?アクセスポイントはみつかるんだけど、
ロックがかかってる訳でもないんだけど何故か接続できない(・_・?)

おかしいな、なんでだろ?
と、結局電車に乗ってる間ずっと設定とかをいじってみたけど全然接続できないのです。
むむう、せっかく持ってきたのに。

このままじゃDSはただのレイトン博士攻略マシンになっちゃうじゃないですか☆ヾ(-Θ-:)
いや、一応勉強しようと思って
「えいご漬け」も持ってきたけど。
多分手をつけることなく終わると思うけど。
てか
出発してから英語の勉強しようって魂胆がもう全くやる気感じられないですねorz

 

空港に着いたのは5時。
チェックインも済んでるしチケットも持ってるしそんな急ぐこともないでしょう、ということで空港レストランへ。
で、空港的値段のご飯をいただきます。
ひき肉のあんかけがかかった麺を食べる。値段は36香港ドル(約430円)、
初日のレポートにこんなこと書いちゃっていいのか謎ですが、
正直言って
この旅行でいちばん美味い飯でした( ̄□ ̄;)!!


中華は鉄板っすね!どこ行っても!!

ついでに、ご飯出てきたのに水来ないな〜、と思って「Water,please」と水を頼むと、
なんと1杯3ドル(36円)だってorz

そうか〜。ガイコクってそういえば水タダじゃなかったな〜。
といっても喉乾いたから飲むけど、と頼むと
何故かお湯が出てきましたよコレ( ̄ー ̄?).....??
何か変なこと言ったかと思って周りを見てみるとみんなお湯だし。
普通なんだね・・・。これがね・・・。

でも冷たい水が欲しかったので「Sorry,I want cold water, could you change?(冷たい水がいいんだよ〜、替えて〜(ToT)。)」
と頼むと、
常温の水に変えてくれました。
そうだね。そんなことにこだわるのは日本人だけなんだよね。きっと。

 

ご飯を食べて出国し、国際線ロビーにまたしても「WA-FI」の表示を見つけたので、接続に挑戦してみるも繋がらず。
どうしてつながらないのか、なんか理由があるんだろうけど解らない。
普段ならこういうときネットで調べるんだけどな〜。
つながらないんだな〜、これが。

 

どうせエコノミー席の搭乗なんてかなり後なので、時間ぎりぎりまで免税店なんか覗いてみる。
もう後15分くらいで搭乗開始だろうってときに、なんとタダでネット接続できるパソコンが置いてあった。
ラッキー♪とばかりに無事確認メールを送る。
ここで気がついたんだけど、外国のパソコンって
日本語の打ち方が解らない(T_T)
アルファベット入力はもちろん普通にできるんだけど。
中国語入力もできるんだけど(香港だけに)。

 

あんま時間がないんで設定いじるヒマもなく、
とりあえず書けもしない英語でメールを送ったりmixiに書き込んだりしてみる。

このオーストラリア行きの準備のため、結構英語でメールを送ることがあって、
なんかちょっと
自分英語書けるんじゃん?とか思ってたけど、
思いっきりネットで調べたりスペルチェックしたりして書いてたことが身に沁みて解るこの文章の書けなさo(TヘTo)
結局何が言いたいのか謎のまま、
バカっぽ〜いメールが送られることになりましたよコレ。

アホすぎてあんまり残したくないんですが、一応記録なので転記すると
Now I am at HONG KONG. This airport is good smell like Chiniese Restaurant...
(今香港にいます。空港から既に中華料理のニオイがします、と書いてるつもり(ホントに中華なニオイがしてました)。)」

なんかもうちょっと良いこと書けないもんですかね。
でも、写真送れるわけでもないので文章で書けることっていったらこうなっちゃったんですよね〜。
これだけ英語使えないのにホントに英語の国とか行っていいのか…。
ダメって言われてももう香港まで来ちゃってるんですが…orz

そんなことしながらもゲートまで行ったらもう搭乗始まってたCX111便に乗り込み、
定刻通りの19:05、飛行機はシドニーに向けて飛び立ってしまいました。

 

 

 

 

 

予約したときは乗る人(現在のワタクシですよ(#`皿´))のことまで考えてなかったんですけど、
エコノミーの狭〜い席で朝までって、よく考えるとなかなかキツイ話ですよね。
しかし、またもラッキーなことに隣の席が空席で、ビジネスシートばりに広く席を使わせて頂きました♪
しかも、飛行機の中央部分、4人分のシートの反対側の通路側には日本人の女性が座られていて、
入国カードの書き方とか書いてあるガイドブックを見せてもらう(^^;

いや、一応「地球の歩き方」持って来たんですが、預けちゃったんですよorz
しかも、ガイドブックには「入国カードは日本語版がある」と書いてあったんですが、
ど〜やらこの飛行機には積んでないらしいんですよね。
そうですね。だって香港から来てるんですもんね。
このカードに間違ったこと書くと
下手すると罰金らしいんですけどねヾ(・ε・。)

 

オーストラリアにはカンガルーだとかコアラだとか、固有の動植物がすごく多い。
その自然を守るために、木とか土とか肉とかとにかく自然の物の持込がすごく厳しいらしいのだ。
使用済みのアウトドア用品なんかも、ちょっと汚れてると
没収されちゃうこともあるらしい。
何で読んだんだっけ?忘れたけれどテントのポールに土が詰まっていて没収されたこともあるそうです。
テントのポールって…
残った布だけでどうしろって言うんでしょうな(;д;)

質問事項が今一つよく解らないんで、悪い方に悪い方に書いておく。
だってホラ、微妙にどうなん?と思うようなことってあるじゃないですか。
食品持ってますか?とか聞かれてるんだけど日本から持って来たお酒は食品に入るのかとかね。
それを英語で聞かれて英語で答えるとかホントにできるのか(; ̄ー ̄)?
ちょっと不安になってみるものの、考えてもしょうがないんでまた「アマルフィ」見ます(2回目)。

 

この飛行機はやっぱり外人さんが殆どです。
みんな旅行に行くのか、それともオーストラリアに帰省なんでしょうか…。
トイレのすぐ横の席だったのですが、並んでいる人たちを見ているとなんかとっても
紳士的っす。
後ろに子供連れの人が並んでたりすると、先に行かせたりしてます。
う〜ん、スバラシイ。日本ではなかなか見られない光景ですね〜。
「スゴイですね〜」とか言いたいけど(ヒマそうだし)何て言っていいか解らないですね〜。

 

機内食出てきたのはもう香港時間で9時。
でもって、オーストラリアは今サマータイムで日本時間より2時間早い。
ということは香港時間+3時間ということになりまして
今オーストラリア的には0時で明日は6時起床なんですけども。

アレ?これちょっと大丈夫なんでしょうかね〜。

何もかも脳内変換が必要なのでもうワケわからんのです。

なんだかんだでアマルフィ見終わったオーストラリア時間午前1時、
ビールも回ってまどかちゃんも助かったので、隣のシートを活用して寝ます。

あ〜、シート狭い(w_−;

 

 

 

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