2010.東日本縦断風ツーリング

 

 

8月16日

 

天気予報通り快晴。
昨日は停滞していた皆さんも今日は朝早くから出発のご準備中なのです。
ワタクシも5日ぶりにまともに走れるんでさっさと準備。
荷物をまとめて、お約束のくまさんのぬいぐるみと記念撮影をして出発です。


変わらずキレイな樽前荘。

先日ふっ飛ばして買い直した0円マップ2010年版によりますと、
長年到達が困難とされていた日本の滝100選のひとつ
「インクラの滝」
今年から整備されて見られるようになったとのことだったので観に行くことにしました。
樽前山登山口向かう道道へ入り、苫小牧をパスして海沿いの国道36号へ出ます。

 

国道36号沿いには「→インクラの滝」という看板が出ていて、在処だけはわかるようになってます。
馬が放牧される車台駅の近くを山奥に入って行きます。
なんだか道が怪しくなってきます。
…人里離れた方向へつながってる道は、
どう見てもダートなんですけど(^^;

 

お〜、そうきますか〜。
ダートだなんてどこにも書いてなかったんですけどね〜。
いや、ダートって言ったってどっちかというと川原の砂利道程度なんで、
まさかの
シェルパ敗退なんてこともちょっと情けないっすね〜。

 

ということでちょっとやる気出してみました。
先日の立ちゴケの教訓を生かして荷物を草むらに置いて行く。
ドラクエの宝箱はこういう仕組みで置かれてるんじゃないだろうか。
中身が超実用的なところも同じだしね。


「しかし、カギがかかっていた!」

 

北海道らしいフラットダートを進む。
昨日からの雨が、山の麓では遅くまで降っていたのか
結構ウエットです。
空には少し雲も残っていて、風の加減で
陽が陰ります。
深くて暗い森は、いかにも何か出てきそうっす。

…いや、クマはお化けじゃないんだから、暗いとかじめっとしてるとか、そういうタイミングで出てくるもんないと思いますけどね。


北海道的フラットダート。

お化けはともかく、クマと水たまりにビビリながら進む。
あ、道の方は問題ないっす。ちなみにクラウンとすれ違いました。
ダート区間は約10km、近くに民家とかあったら(無いと思うけど)迷惑この上ない話だけど、たまにクラクション鳴らしながら進む。
たどり着いたところには結構広い駐車場と、展望台と、遊歩道の入り口がありました。

正直誰かいると思ってたんですけど、思いっきり無人でしたorz
だって8月16日ですよ!
一番観光シーズンじゃないですか!


展望台。
とりあえずはしゃいでみる(クマ避けの為)

しかしそこには誰もおらず。
し〜〜〜〜〜んと静まりかえった上に
たまにガサガサ言う森があるのです。
シェルパ君のエンジンをかけたまま、展望台に上ると、林越しに岩肌を落ちる滝が見えました。
あれがインクラの滝ですね〜。
遠距離ですけどね。


「ウォーリーを探せ!」じゃないんだからさぁ。

ちなみに、滝に向かって伸びている遊歩道には「650m」と書いてある。
シェルパで走れないことはないな〜、とちょっと思ったけれど、そんなことしちゃダメですね。

…でも行くのはコワイのでまあここで良しとする。
インクラ制しましたね。コレね(- )

 

ダートを抜けて荷物を積み直したところで、滝に向かって行く車がいました。
あんたたち!ちょっと来るのが遅いんだよ!!

 

北海道まで来ておいてアレですが、今年は出発前に箱にかまけてて完全ノープランです。
っていうか、休暇中なんだからあえて言うならばのんびりするのが目的なのです。

とりあえず、北の方は去年行ったんで東に行くことにする。
でも、数日前に帯広まで行ったしな〜、
ということでなんとなく北上。


これも恒例となりつつある「くまげら」の和牛さしみ丼を喰らい、


数日前に来たものの思いっきり荒天だった富良野のジェットコースターの道を見て満足し、
温泉でも入りに行くことにする。

 

今日からお盆ウィークも過ぎて「HO」がだいたい使えるようになっているので調べて見ると、
旭岳の麓の温泉が使えるようなので行ってみます。
思いっきり山の中なんだけどね。
地図を見ると、数年前に行こうとして通行止めだった
天人峡が近い。
ここにも日本の滝100選の滝があるのです。
これは行っておかねば。

美瑛からまっすぐに伸びる道道を走り天人峡へと向かいます。

 

天人峡は、温泉街から少し離れたところに駐車場があって、そこに車を止めろと書いてある。
…とりあえず、バイクだし止めれるかもしれないので近くまで行ってみることにした。
天人峡は、柱状節理が見事な温泉街でした。
温泉街を通り抜けると、滝への遊歩道発見。
遊歩道の入り口には、他県ナンバーの車が数台止ってます。
これまあ、ここに止めていいですかね〜、と、バイクを止めて歩く。

 

遊歩道を歩くこと数分で目指す滝「羽衣の滝」はありました。
滑らかな岩肌を白い布のように流れる、名前通り羽衣のような滝でした。
結構近くまで行けていい感じなのです。


羽衣の滝。涼しげですね〜。
余談ですがこの1週間後くらいに豪雨で天人峡への道崩壊してました。

 

ひとしきり写真を撮って戻る。
バイクに乗って戻ると、はるか離れた駐車場から歩いている人も何人かいたりしてちょっと肩身狭いっす。スミマセン。
こういうことするとアレだ、後でなんか悪いこと起こるんだ。
ちょっと
悪い予感がしつつ、次は旭岳の温泉へ向かいます。

 

旭岳はこの晴天にも関わらす、雲に隠れてました。
「HO」に載っていたのは
「グランドホテル大雪」という立派なホテルです。
浴槽が変わった造りになっていて、奥の浴槽から順に温泉がかけ流されていて、順に温度が下がるようになっています。
なるほど、工夫ですね〜。


しっかりしたホテルだけど相当山奥です。


新鮮そのもののお湯です。


無色透明なお湯は
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉。
循環、加水、消毒ナシの自然のままのお湯だそうです。
畳の休憩室やお茶まで置いてあってかなりご親切なところです。
北海道のホテルでは、日帰り利用者向けの休憩室をよく見ますね。
地元だとあまり見ないので羨ましい限りっす。

 

グランドホテル大雪を出ると、また滝があったのでちょっと観に行って涼む。
ホント、こんな暑い北海道は初めてです。

旭岳温泉は、道のどんづまりにあるので来た道を戻る。
途中、わき水があったのでちょっと寄り道。
大雪山からのわき水で、かなり冷たい。
沢山の人が汲みに来ていました。
みんなわき水好きですね。
こういうとこ来るとみんなスゴイ数のポリタンク持って来てますものね。

 

水汲んで満足して、旭川の方へ行こうかな〜、と走り出したところでふと気づいた。

 

人はこんな話バカにするかも知れませんが、
世の中っていうのはウソみたいにつながっていて、
良いことをすると、いつか良いことが帰って来るのです。
悪いこともまた然り。昔からある「情けは人の為ならず」なんて言葉の通りなのです。

 

つまり…、

旭岳温泉にネックウォーマー忘れてきました…(ToT)
さっき天人峡でセコイことしてきた跳ね返りでしょうかね。。。(しんみり)

 

薄暗くなってきた約10kmの道のりを戻ります。
何でこんなことしてんだか(w_−;

 

旭岳温泉まで戻ったときにはすでに5時過ぎてました。
くそう、早く寝床決めてさっさと飲む気だったのに。

 

早くもキャンプ門限来てるし、せっかくライダーハウス豊富な北海道に来てるし…
と、地図を見ると、旭川のすぐ上、比布町というところに
「ブンブンハウス」というライダーハウスを発見しましたよ!
ここもいつか「焼肉ができる!」と噂を聞いたことがあるのです。
ということで例によって噂を頼りに行ってみます。

 

 

で、旭川の町を避けつつ走ること約1時間。
比布駅の目の前というか敷地内というか、普通に考えたらこんな
駅前の一等地遊ばせとくってどういうことよ?なところに「ブンブンハウス」はありました。

 


ブンブンハウス。

ここ「ブンブンハウス」には公民館を開放して下さっているライダーハウスで、隣には「バーベキューハウス」まであるのです。
そこには水道もあって炉もあって前の人が置いて行ったと思われる炭もあって、なんとも素敵なところだったのです。


バーベキューハウスだって…。

 

ここは昼間の間は鍵がかけられていて、夕方管理の方が鍵を開けて下さってから利用ができるようになるそう。
ワタクシが着いたときにはもう数人が到着されていました。
バイクを止めてキョロキョロしていると、「中の名簿に名前を書いて、お金入れておけばいいみたいですよ〜。」と声をかけられた。
言われるまま名簿とか書いていてふと気づく。
室内の張り紙に
「9時半消灯」と書いてあったのだ。
9時半…?
時計を見るともう6時半。

 

これはマズイ。
誰も焼肉やってないようだけど、このままではせっかく焼肉ライダーハウスに来たのに
肉食べれずに終わってしまうじゃないですか。

 

ということで着いた早々「焼肉やりましょう!」とナンパ開始。
心優しい皆様はワタクシの誘いに乗って下さり、近所のスーパーへ買い出しに。
早々に到着してもう一杯やってた兄さんには火おこしを頼む。
何て傍若無人な…と自ら思ったのですが、
最優先事項でしょう。焼肉は。

 

スーパーで肉とか野菜とかビールとか購入して戻る。
一緒に買い出しに行ってくれた兄さんはチャリダーさんだったようで、ハンドルにスーパー袋をぶら下げて運んでくれました。
役に立たないライダーはその半分くらいしか荷物運んでません(^^;

ブンブンハウスに戻ると、ほろ酔い兄さんはバーナー使って墨に着火中。
なるほど、シングルバーナーにはそんな使い方もあるんですね。
その頭の柔らかさがスバラシイと思います。

 

韓国から来ていた女の子チャリダーさんは見事なナイフさばきで野菜をきざんでくれました。なんかスゴイ。

たまたま居合わせたんですが皆様とても手際よく、あっちゅー間に焼肉準備完了。
後から来た人合わせても7時半に焼肉開始っす。
フットワーク軽すぎです。

 

で、後はお約束の宴会。
ホント色々な人がいるので飽きないですね〜。
そして毎日毎日懲りずに飲んでますね〜。
実は北海道まで飲みに来てるんです。
いいんです。休暇だからね!!


焼肉イェ〜イ。

初対面の兄ちゃんに「肉の入れ方が雑だ〜!」と怒られつつ肉を焼き、
「札幌でチャリ買って走って来た」というチャレンジャーの話を聞き、
9時すぎにバーベキューハウスの電気が自動消灯でバチッと切られ、
暗闇の中で片付けて路上でコソコソ話をしながら飲み直し、
ブンブンハウスの夜は更けていくのでありました。

 

やっぱりアレだ。夏っていったら焼肉だよね!

 

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