2010.東日本縦断風ツーリング
8月7日
朝、別に不快だったわけでもないんだけど4時に目が覚めた。
何だか無意味に早起きなのです。
せっかく目が覚めたんで、朝日が見えないかな〜?と須川湖の散策に行く。
須川湖は綺麗な湖なんだけど、生き物の気配が感じられない。
アメンボはスイスイしてるんだけど。
後で知ったことなんだけど、この湖はPHが低くて魚は住めないそうだ。
酸性の温泉が湖のどこかで湧いてるのかもしれないですね。
こんなテント台があります。
そう早起きしてもあんま良いことないので、昨日の夜食べ損ねたおにぎりを食べて2度寝する。
結局目がさめたのは7時頃。
荷物とボート小屋を片付けると、
管理人さんから「コーヒーあるよ!」との暖かいお言葉。
管理棟に行くと、またこれおにぎり出てくるわぶどう出てくるわすごい歓待っぷり(^^;
朝ごはんは食べたんだけど、片付けたいそうなので有り難く頂きます。
山口の常連さんももうテントを撤収していた。
これから山口まで帰るそう。
それはちょっと厳しい気がするけど、まあ車だしどこでも寝られるから無理ではないのかな。
しばらく3人でコーヒーをのみながらまったりして、
結局出発することになったのは9時前。
とても居心地の良い空間でした。
かなりラッキーな日に当たったみたいですね♪
まず、なかなか人気のあるキャンプ場のようなのでこんな貸し切りになることはそう滅多にあることじゃないっすね(^^;
管理人さんと山口さんに丁重にお礼を言い、「また来ます!」と言ってキャンプ場を後にする。
秋田なんて遠いところにまた来ることが本当にあるかどうかは解らないけれど、
ワタクシのことなのでたぶん来るんでしょうね。たぶん。
ということで山を下る。
ここはもう秋田県。
秋田県と言えばきりたんぽとか乳頭温泉とかタツコさんとか見どころが沢山だと思いますが、
今回は男鹿半島に行ってみたいと思います。
男鹿半島に何があるのかと聞かれるとちょっと困りますが、
とりあえずとんがっているので良しとします。
山を下っているうちに「小安峡温泉」という看板を発見。
大噴丘なるものがあるということなので、なんとなく釣られてみることにしました。
駐車場にバイクを止めて矢印に従って歩く。
もう朝って言っても9時を回っているので暑いのです。
秋田まで来て暑いってことは、もうこの先ずっと暑いんでしょうね。きっと。
矢印の先には急な階段が延々と続いていてちょっと引いてみるものの、
ここまで来てやめるのもちょっと小安峡温泉に失礼なんで行ってきます。
帰りの心配をしつつ川べりまで階段を下り、遊歩道を歩く。
少し行くと、ぶっしゅうう〜〜と白い湯気が出てるところ発見。
遊歩道まで湯気に襲われてます。
うわ〜、これ進んで大丈夫なの?
湯気にまかれながら進むワタクシ。
ちょっと避難訓練のようです。
湯気だけに暑いし湿度高いんですよね。
しかも、いいタイミングで電話かかってきたりしてね。
電話の向こうでブシュ〜〜!とかいってるんだから空気読めよ!とか思ったりしてね。
いや、電話の相手だってそんなとこ居るなんて想像できないだろうけども。
通りぬけてから気づいたのですが、大噴丘というのは今の湯気のところのことだったようです。
振り返って写真撮っておく。
硫黄の匂いがステキです。
下ったら上らないといけない階段を戻り、再び山を下ります。
ちょっと進んだと思ったら今度は「稲庭うどん」との心惹かれる看板発見。
まだ10時だけど、もしかしたら開店してないかな〜?
と、のぞいてみるとこれがまた開いてるじゃありませんか。
開いてるんじゃもう寄ってくしかないですね〜。
朝ごはんたくさん頂いたばかりなんですけどね〜。
開いているのを見つけたのは「佐藤養助」という製麺会社のうどん屋さん。
製麺過程をチラ見してうどん屋入ります。
もちろん一番乗りでした。
稲庭うどんは、普通のうどんの感覚からするととても細いうどんでした。
透き通るようなツヤツヤのうどんは、細くても腰があって食べ応えあります。
さすが日本3大うどん、力持ってますね〜。
群馬で水沢うどん食べれなかったことがちょっと心残りですね〜。
しかし、こんなちょくちょく寄り道してたらいくら何でも男鹿半島までたどり着かないよな〜、
と思って地図を見ると、もう少し先から秋田自動車道が走っている。
あれ?もしかしてこれ噂の高速道路無料化社会実験とかしてるんじゃない?
と調べてみるとこれが秋田中央ICから男鹿半島の付け根の昭和男鹿半島ICまでタダじゃないですか。
それは素晴らしい。高速乗れるじゃん!ということで秋田県を北上。
実は秋田中央ICまでが結構遠かったりしたんだけど、まあそれは良しとしよう。
高速道路無料区間では、非ETC車はスルーではなく、
通行券は通常どおり受け取ります。
無料区間は、さすが無料になっても大丈夫だと判断された区間だけあってスカスカでした。
お盆なんかだと大変なことになってそうですけどね。
昭和男鹿半島ICまで行くと、そこはもう「田舎です」という景色になっててステキです。
秋田市内通過すること考えたらもうパラダイスですな〜。
とりあえず半島一周すべく、国道101号線に乗って走り出す。
SSに乗った女の子二人組がスゴイ勢いで飛ばしてたので、張り合って負けたりしながら
まっすぐ伸びる101号線を走ります。
すると、見通しの良い道路の向こう側に鬼が…(^^;
この包丁持ったちょっと怪しい二人組はもしかして「なまはげ」さんですかな?
「わるいごはいねが〜(#`皿´)」とか言いながらコドモ追いかけ回すあいつらのことですかな?
それはなかなかステキですね〜。
なまはげの面背負って走りたいとこですね〜-(o'▽')o
タダでさえ謎の箱積んで走ってるのに、さらになまはげ背負ってたらちょっと通報されちゃいそうなんで止めときますけど。
包丁持った人を写真におさめ、さらに男鹿半島の奥地まで進みます。
国道を離れ、海沿いの道を行くと、またなまはげさんが。
よっぽどなまはげポイントなんですね。このあたりはね。
どのなまはげさんもデカイです。
男鹿半島は、付け根の方こそ海水浴場があって穏やかな海岸なのですが、先の方へ行くと荒々しい断崖が続きます。
温泉もたくさん湧いているようなので、そのうちの1湯「男鹿桜島リゾートホテルきららか」というところに入ります。
う〜ん、ここまで来てやっと温泉博士活用できましたね〜。
こちらの温泉、ナトリウム−塩化物泉だそう。よく温まる湯で昔から漁師さんに愛された湯というのも納得ですね〜。
このホテルは崖の上のようなところに建っていて、
庭園調の露天風呂のからは日本海が一望でき非常に気持ちよく入浴できるのです。
海際の温泉はこういう開放感がステキですね。
しばらく海を眺めてぼんやりしたら出発です。
男鹿半島っていうのもなかなか広いところなのです。
半島を北へ進んでいくと、灯台発見。
男鹿半島は先端がちょっと解りにくいのですが、灯台があるということでここを先端とします。勝手に。
さて、これで男鹿半島は制したということで戻りましょうか。
海沿いを走って戻って行く途中、「寒風山→」なんてのがあったのでちょっと寄ってみる。
ちょっと寄ってみただけなんですけど、意外と草原が広がる絶景ポイントだったんでびっくりでした。
山の上からは、男鹿半島や八郎潟が望めます。
いや、すごいわ男鹿半島。
これは来てみて良かったよ!!
男鹿半島の付け根には「八郎潟」という湖がかつてありまして、
耕地確保のため、干拓を行ったらしいのですよ。
で、後から人工的に作ったところなもので、道がすごく広範囲で碁盤目状になっててなかなか楽しいです。
とにかく直線なので、意味なく飛ばせます。
やりすぎはダメですよ。
でもこれは地元ライダーとかに人気なんだろうな〜。
ここまで来る高速も無料だしね。
そんなことやってたら、そろそろキャンプ的門限が近づいてきましたよ!
今日はどうしよう、と地図を見るとちょっと遠いけど太平山リゾート公園というところが良いとのこと。
もう他調べるのも面倒だし、高速乗っていけば近そうなんでそこ行くことにしました。
いや、高速無料化ってホントすごい。
ぜひ実施してほしいとこだけど、なったらなったで色々問題も出てくるんだろうな(^^;
近くのイオンで買い出しをする。
昨日は結局バーナー焼き鳥になったので、今度こそ炭火焼き鳥にしてやるのです。
で、高速乗って秋田中央ICまで戻ってキャンプ場へ。
こちらのキャンプ場、心のどこかで避けていた無料キャンプ場があるのです。
正確に言うと、オートサイトとかは有料だけどフリーサイトは無料というわけ。
手続きを済ませ、広い公園内を迷いながらキャンプサイトに着く。
キャンプサイトは駐車場から100mくらい離れたところにあります。
駐車場にリアカーがあって、自由に使って良いそうです。
ワタクシ、こんなこともあろうかと箱にキャスターつけてきたのです。
でも、取っ手まで付けられなかったところが完成率70%なんですね。
箱をゴロゴロしながらキャンプサイトへ行くと、
案の定ファミリーの方々がいっぱいorz
もう暗くなりそうな時間だったので急いでテントを張り、
公園内にあるんだけどすごく遠い「森林学習館」というログハウス調ホテルの温泉に入り、
戻ってきて火をおこして焼き鳥を焼く。
久々の火おこしはだいぶ時間かかったけれどまあなんとか点火。
言い方は悪いんですがガキンチョが騒ぎまくるキャンプ場はもうね、
いくらワタクシが温厚だといっても薄く腹立ちますね。
いや、騒ぐのはいいんですよ。
もうちょっと人のいないとこで騒げと。
こんな広大な公園のなぜここで騒ぐ必要があると。
う〜ん、こんなことでムカついてるとは、まだまだ修行が足りんのう(←何の?)とか思いつつ、
待望の炭火焼き鳥を食べ、ビール飲んでもう寝ます。
だから無料キャンプ場は・・・ぶつぶつ。
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