8月14日




朝、今朝は至って普通の7時起床。
飛行機で寝すぎて寝れないかも・・・なんて不安はいったい誰のものだったのでしょう。
思いっきり爆睡してました。

このキャンプ場では、朝食にホットケーキバイキングをやっているそうで、みんなでピクニックエリアへ行く。
ホットケーキバイキングはお一人様2ドル95セント。
日本円に直すと約240円。
さすが円高。怒涛の安さなのです。

ホットケーキを焼くおじさんはアメリカ人らしいハイテンションなお方で、
子どもたちを見てはアメリカンなキャラクターをホットケーキミックスで描いていた。


ちょっとイラストの出来が悪かったりするとあっさり「こんなこともあるさ〜」的な感じでゴミ箱へ。
おおらかなお国柄なんですよね。
キライじゃないです・・・っていうか何かワタクシと同じ匂いを感じますね〜。

ホットケーキを食べながらあたりを観察。
何グループかがホットケーキ食べてるけど、当たり前ながらみんな英語だね〜。

ちなみにケンジさんご一家の子どもたちも、子ども同士で話すときは英語なのです。
親子間会話は日本語なんだけどね。
不思議ですな〜。



そんなバイリンガルな彼らに聞いてみたところ、夢は英語で見るそうです。
ワタクシの夢に英語でしゃべるヒトが出てきたことなんか、一度もないけどね。



ホットケーキ食べ放題♪


巨大チェスの遊具。外国だ〜。 



本日の予定は、ここでちょっとバイクの練習をして、
その後、国立公園「マウント・ラッシュモア」というところまで軽くツーリングに行く予定だとのこと。
それから、スタージス観光なんかして、今日はここでもう一泊することになっているのです。
撤収もしなくていいし、合理的なのです。



朝食が済んだらいよいよバイクに乗ります。
バイクを目の前にすると、やっぱりデカイっす。
ちなみに今回の使用バイクは


@Sports star XL1200S  通称スポーツスター


AFLHT Electra Glide 1450 通称エレグラ


う〜ん、ゴツイ。
シェルパ君何台分なんだ。
もう計算するのも大変だ。

重量の方も、スポーツスターは250kgほど、エレグラは350kgにもなりまして。
そうとう重いんですよこれが。

まあそりゃ走ってる分には大丈夫なんだろうけど、問題は取り回しなんですよねコレ。
その件に関しましては、自分たちは一切触らずケンジさんに全てを委ねようと日本で決意してきたんですけどね。

まあ、とりあえずキャンプ場の管理棟のまわりを走ってみようということになりました。
まず、相方Hがスポーツスターに乗ってみた。




・・・超ヨタヨタ(ToT)。



ケンジさんも渋い顔で見守って下さっている。


続いてワタクシ。
ワタクシ自慢じゃないけど、バイク暦もう6年くらいになるんですよ。





・・・しかしやはり超ヨタヨタorz





スポーツスターの乗りこなしは二人ともいい勝負。
しかし、重量350kgのエレグラは、ワタクシはっきり言って自信がないっす。


何しろワタクシ自他共に認める激しい運動オンチですから。
相方Hもちょっとエレグラに乗ってみたけど、危険な香り漂いまくりなのです。


「ま、まあもしどうしてもエレグラに乗れなければスポーツスター二人乗りって手もあるし・・・。」
と、ケンジさん。

う〜ん、いくらハーレーったって、タンデムなんて絶対ケツ痛くなるからイヤだ。
なんとか乗りこなせるといいんだけど、・・・でもまあ無理したってしょうがないしな〜。



とりあえず、本日の第一目的地「マウント・ラッシュモア」には相方Hがスポーツスターに乗って行くことになった。

そしてワタクシはケンジさんの運転するエレグラにタンデムさせてもらうことになりました。


ホントは「反対がいい!」って言ったんだけど、アメリカでは男同士がタンデムすることはもうありえないことなんだって。
それはつまり「ゲイです!」ってアピールしているようなもんなのだそう。
そうなんだ(^^;映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」はゲイ映画になっちゃうんですな〜。



ということで出発なのです。

ラッキーなことに本日も晴天、ツーリング日和なのです。
大陸の内陸だからもしかしたら雨なんてそうめったに降らないのかもしれないけれどね。

とにかく、こりゃいつまでもキャンプ場でヨタヨタしてる場合じゃないよね!
キャンプ場から一般道に出る道でもう悲鳴を上げている相方Hを生暖かく見守りながらスタートっす。

思い浮かぶと思いますが、アメリカの道はとにかくまっすぐ。
民家もお店も、それほど都会じゃないからだとは思うけど日本とは比べ物にならないくらい大きくて、我々は逆ガリバー状態なのです。

道がとにかくまっすぐなのでいくら相方Hの運転がヨタヨタだって言っても、なんとか流れに乗って進むくらいはできるのです。



まっすぐ以外は怪しい相方Hの運転。

そうそう、毎レポートで書いているのですが、このレポートはワタクシ自身が後で読んでにんまりするためと、
我々と同じことをするかもしれない誰かのために書いているので、
大概「そこまで書かんでも」・・・ってことまで書きすぎて非常に長くなっておりますが、まあご容赦ください。



それで、何が言いたいかっていうと、重いバイクに乗るときには、決して自分の足で止めようとしちゃダメなんだそう。
やっぱり一番多いのは、重さゆえの「立ちゴケ」

原因はやっぱり無理な動きをしちゃうことなんですな。
だから、信号なんかで停車するときはブレーキで速度を0になるまで落として、それから足をつかないといけないんだって。
ちなみにエピローグでも書きましたが、入ってる保険が免責2000ドルにつき、
2000ドル(16万くらい?)以下の被害は自腹っす。
ま、まぁ払えないことはもちろんないんですが、リアルに痛い金額ですよね(ToT)

しばらく走って、相方Hにも多少の余裕が見られるようになってきた。
それを見計って、ケンジさんから近くの駐車場に入るように伝えるよう、ハンドサインで指示が下る。
(ちなみにワタクシと相方Hはインカム使用しているので会話可能っす。でもケンジさんとは会話できない(ToT))



いよいよ、バイク交代なのです。

道沿いに閉まっているお店の駐車場があったので、そこに入る。
バイクを止めると、運転手交代。相方Hは緊張丸出しの顔でエレグラにまたがった。
「じゃあ、ここ一周してみようか。」というケンジさんの言葉を聞き、エンジンをかける。


いや〜、大丈夫か?という心配はあったけれど、
まあ、さっきのキャンプ場で乗ったときよりは大丈夫そう。
ケンジさんもよっしゃよっしゃ言っていた。(口癖の模様)

ワタクシもスポーツスターに乗って回ってみた。
まあ、前にタイでドラッグスター乗ってるからね。それほど大きな違いは無いような気がする。たぶん。
そんなに緊張感も無く駐車場をくるくる回る。

そんな走行テスト後ようやく走行許可を頂いた我々、晴れてツーリング開始となったのであります。


道に出て、走り出すとひんやりした風がめちゃくちゃ心地良い。
このためにバイク乗ってんだよな〜、と実感するのです。
アップダウンはあるものの、ひたすらまっすぐな道に感動ひとしおなのです。

車に先導してもらいながら、マウントラッシュモアへと走る。
名前のとおり、山にあるので気がつけば道はどんどん高度を上げていく。

巨大なアメ車が走るだけあって、道幅はとても広い。
山だけにワインディングではあるんだけど、思いっきり高速コーナーなのです。
1200ccのエンジンを生かして、ぶっ飛ばす!



・・・といきたいもんだけど、慣れないバイクで自分だけ吹っ飛んじゃっても困るんで
大人し〜〜く運転するのです。
なんていうか、車体の重さにびびりすぎて倒しきれないんですな。
そう簡単にコケたりしないんだろうけど・・・。

途中、西部劇に出てきそうなウエスタンな街とかあって、雰囲気もよろしい。
そしてバイクだらけでなんだかとっても楽しいのです。

ちなみに諸外国を駆け抜ける皆様におかれましては舗装の感じも気になるところだとは思いますが、アメリカの舗装は綺麗です。
穴とか特に開いてないんで飛ばしても心配ないっす。
けど、日本と同じく
オービスとか取り締まりとかはやってますんでその辺気をつけてください。
オービスは「後ろから撮られるカメラ」もあるみたいですよ!
以上、ケンジさんからのありがたいお話でした。



そんなこんなでカーブを抜けると、大統領が彫られた岩山が見えてきた。
ああ、マウントラッシュモアってこれのことか〜。
写真でよく見るわ〜、のラッシュモア国立公園なのです。

ゲートでケンジさんが入場料を払い、中へ入る。
なんとこんな山の中なのに立体駐車場ですよ。
いや〜、かなりしっかりしたお国の印象を受けますね〜。
だって、日本だって結構な観光地でも駐車場テキトーだったりしますもんね。

バイクを駐車場に停める。
駐車スペースも日本より明らかに広いから、ハーレー2台だって平気で停められるのです。

ハンドルロックだけはしっかりするよう言われているので、ロックをかけて出発なのです。
このハンドルロックがどうもうまくかけられなくて、最後まで苦労したもんだよな〜(しみじみ)。




マウントラッシュモアの入り口まで来ると、バーン!と立派な門が建っている。
レストランにお土産物屋さんの入った立派な建物に迎えられ、柱に囲まれた花道がビューポイントまで続いている。
花道の柱には、アメリカ各州の旗がはためいている。

今日できたばかりのように、キレイなのです。
いや、金持ってるなアメリカ!!


マウントラッシュモア参道

マウントラッシュモアとは、標高1745メートルのラシュモア山の白い花崗岩の露頭に彫られた60フィート(18m)にも及ぶ巨大な胸像が有名な国立公園である。
彫られているのは、アメリカ合衆国建国から150年間の歴史に名を残す四人の大統領
(ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルトとエイブラハム・リンカーン)である。(wikipedeiaより)


それがこちら



何か見たことありますね〜。
こんなところにあったんだ!



たくさんのヒトが展望台から写真を撮っている。
飛び交う英語にクラクラしちゃうのです。
我々も負けずに写真を撮る。
新婚旅行だしね!!負けてられっか!なのです。

しかし、こんなとこ来れるとは知らなかった。
送られてきたパンフレットに書かれていたはずなのに。
ツアーだから手配しなくていいや♪・・・とはいえ、あまりに不勉強で申し訳ないっす。

ちなみに解説しとくと、お写真左からワシントン(初代大統領)、
トーマス・ジェファーソン(アメリカ独立宣言を考えたヒト)、
ルーズベルト(日露戦争の停戦とか。ノーベル平和賞受賞。ちなみにニューディール政策で有名なのは弟のフランクリン・ルーズベルトさんです。)、
そしてリンカーン(奴隷解放宣言)だそうです。

マウントラッシュモアの彫像山の足元(?)は、ステージになっていて、講演とかライブとかやってそう。
なんていうか、非常に整備されたところなのです。


マウントラッシュモアオンステージ


展望台からは遊歩道が出ていて、各大統領を間近で見られるそう。
ということで一行は遊歩道散策に出かけることになりました。

気温は日本に比べたらだいぶ低くて、25℃くらいなのではないでしょうか。
日陰にいたら快適だけれど、天気に恵まれたので非常に暑いのです。
我々は一応、9月に挙式を控えている身でございますので、
あんまり日焼けするといかん!というかまあいつもバイクのときは着ているんだけど、長袖ラッシュガードで直射日光から逃れています。



日本だったらもうほとんどの女子は全身布で覆ってがっつり紫外線対策してるよね。
でも、こちらの皆様は半袖またはノースリーブの薄着です。
日焼け止めは塗ってるみたいだけどね。


白人は肌が弱いなんて思っていたけど、それってホントなのかな〜?

相方Hは「袖が風でめくれたところが日焼けして痛い(ToT)」とか言ってたけど、
白人の皆様は素肌に革ベストで運転してましたね〜。

あんなことしてたら、自分だったら「日焼けが痛くて寝れない!」とか言ってそうなんですけど。

まあ、それでも正直、昨今の日本人の日焼け対策っぷりは異常だと思うけれどね。



そんな日差したっぷりの遊歩道を歩くと、大統領のすぐ下を歩けます。
解説ボードもあって、大統領の偉業が英語で書いてあります。
しかし英語の国ってゆーのは、英語以外の表示がないよな〜。
まあ、そんなのあったって読めないんだけど、ヒントくらいにはなるじゃん?中国語とかなら。

子どもたちに説明してもらう、逆社会見学な我々なのでした。
バイリンガルって、ホントうらやましいよな〜。


ワシントンの真下。

遊歩道を一周し、お土産を見たりする。
土産レベルは日本の方が高い気がする。
最近の観光地のみやげ物って、かなりレベル高いですよね!!

また子どもたちにアイスをひと口恵んでもらい、すっかり面倒を見てもらったところで出発なのです。
あ、ちなみに我々基本的に取り回しはできませんので、その辺はケンジさんに面倒見てもらいます。
なかなか自立できない旅行者なのです。


ラッシュモアデコレーションの自動販売機。自販機ってあるんだね〜。

ハイスピードで山を下り、次はスタージスの街へ向かいます。
そう、例のハーレーの聖地です。
よろけて撃たれないよう注意しないとね(ToT)



街へ向かって走っていると、空に雲が出てきた。
ちょっと怪しい匂いがするけど、空の雲はまだまだもくもくしていて、
まあこれぐらいじゃ降らないだろうな、と思ってたら雨粒が落ちてきた。
しかも、ワタクシの感覚なんで本当かどうかわかりませんが、どうも雨粒が日本よりビッグサイズ な気がする。
だって、日本で同じ格好して走ってても、服の上から雨が当たる分には痛くないじゃん!
しかしこれはだいぶ痛い。
ラッシュガードの上どころかジーンズの上から雨が当たって痛い。
しかも雨はだんだん強くなってきているのだ。

「くっそー!痛いってー!!」と、インカムで相方に文句を言いながら走る。
何しろハイウェイなんで、そう簡単に停まるわけにもいかないのだ。



幸い、雨は5分くらいで止んだ。
雨が止むと、空はまた青空。
雨が止んだっていうか、雨雲の下を我々が通りぬけたのです。
なんだか、こんなことまでやっぱり日本と感覚が違うんだね〜。


少し走るとすぐに服は乾き、乾いたところでランチタイムにすることになった。
ランチは基本的にファーストフードなのだそうです。
で、本日はBBQなんだって。

はて?
それはファーストフードなのか?





と思ったけれど、、「バーベキュー」は、スパイスをすりこんだりソースに漬け込んだ肉を、低温でゆっくりと焼くものを言うんですね。
時間をかけて焼くので、slow cook(スロークック)と呼ばれますが、これにより柔らかく、しっとりと味のしみ込んだ出来上がりになるわけです。
ということで出てきたものがこちら。




普通そうに見えるけど、このパンの下はてんこ盛りの肉です(^^:
挟まれてるわけじゃなくて全部肉です。
なんつー肉肉しさ・・・。



そして少しパンの形が替わるとこうなるらしい。


もうあふれんばかりになってます。
こちら、見た目よりかなりボリュームすごいです。
一人一つ頼んだんだけど、当然のように食べきれずギブアップいたしました。

お味の方はですねぇ、なるほどスパイスや味付けがしっかり染み込んでいてかなり美味し
お肉は低温で焼くからでしょうか、赤みが残っていますが、火が通っていないというわけではなく、我々日本人にはあまり馴染みのない美味さなのです。

こちらは何かのチェーン店というわけではなく、中の様子もうかがいにくいお店。
自分たちだけで行動していたらまず入ることはなかったでしょうね。


外観。ちょっと勇気が要りますよね〜。


ちなみに店内も若干怪しい雰囲気漂ってます。何が怪しいのかってうまく言えませんが。
日本で言うならちょっと入るのがためらわれる地域密着型食堂って感じ?
キタナ美味いラーメン屋みたいな。



残ったハンバーガーを持ち帰り用に包んでもらい、一路スタージスを目指します。

先導する車についてしばらく走ると、ハイウェイに入りました。

アメリカのハイウェイは、速度制限が75マイルくらい。(州によって違うらしい)
マイルに1.6をかけるとkmになるので、75(マイル)×1.6=120(km/h)です。
ということで1200ccのエンジンをブン回し、ハイウェイを疾走!


も・・・ ものすごい風圧!
タイで120kmくらいで走ってたときは、意外と楽だと思ってたけれど、乗車時の体勢なのか、だいぶ加圧トレーニングになってます!
オーストラリアで走ったときと似た感覚なのです。あの時は100kmくらいしか出していなかったのだけれどね。

今考えてみると、あの風圧はもしかしたら空気の乾燥が影響してるのかもしれませんね。
現在地点も、大陸の真ん中だけあってまあ乾燥したところなのです。
オーストラリアもおおむね砂漠だったしね。

ハイウェイにはちょっとしか乗ってないけど、なんだか達成感に包まれながら指定のインターで高速を降りる。
ぶは〜、なんか緊張したわ〜。




で、着いたのはハーレーのスタージス支店。
お祭りは実際昨日までだったんで、今日はセール中なのだそうです。



バイクで旅をしていると、お土産って困りますよね〜。
何しろ荷物が載らないし、振動が大きいから壊れ物はダメだし。
国内なら宅急便で送っちゃうけど、ここから日本までの送料なんてとんでもないことになっちゃうだろうしね〜。

ということでワタクシが最近よく買うのが「ステッカー」。
かさばらないし、箱に貼れるしアメリカでもたくさん買っていくつもりなのです。
ここでも「マウントラッシュモア」とハーレーのコラボステッカーを購入。
早速ヘルメットに貼ってみました。



お店を出ると、空にはまた雲が出てきていた。
ケンジさん曰く、「あの雲を見てください。あの黒さではあのあたりにストームが来ているかもしれません。
そしてこれから行こうとしているスタージスはあのへんです。」
とのことorz




走り出し初日にしてカッパ着るのか〜、しかもストームってなんだよ〜、と思ったけれど、
「キャンプ場にバイクを置きに戻って、車で出直しましょう。」とのこと。
う〜ん、伴奏車がいるってなんて便利なことなんだ。

というころでキャンプ場まで戻って出直す。
そのころには日本でも感じる雨の前の風が吹きまくっていた。
我々にはそうは感じられなかったけれど、湿度がだいぶ上がってたんだって。
自慢じゃないけど、かなり湿った国から来てますからね!

車に乗って走ってみると、時速75マイルとかホント屁でもないっす。
いや、楽しくもないけれどね。
というわけで、気がついたら寝ちゃってました。




ふと気がつくと車は住宅地に停まったところだった。
ケンジさんが、「ちょっと寄っていい?」と行って着いて行ったお店には、
日本人の我々でも全然知らない古いカワサキのバイクが置かれてました。
なんか良いですね〜。


次に訪れたのは、普段は牧場だというキャンプ場で「BUFFALO CHIP(バッファロー・チップ)」というところ。
スタージスに来るバイカーたちがキャンプを張る、巨大なキャンプ場だそう。


キャンプ場ゲート。いちいちかっこいいっす。

もう皆さん旅立たれた後で、ヒトはほとんどいなかった。
でも、こんな広大なところでキャンプするのは気持ちいいんだろうなぁ。
巨大なステージもあって、ここでフェスみたいなのが開かれていたんだって。
現在解体中ですけどね。

解体中で〜す。


・・・すごく盛り上がるらしいですけど、アメリカだしバイカーだし治安の程は保障されません。


ついでに近所の、ハーレー界では有名だというバーにも行く。
ちなみに名前は 「FULL THROTTLE SALOON(フルスロットル・サロン)」
なかなかステキでしょ?

ちなみに外観は、ハーレーささってます。
う〜ん、映画のセットみたいだ。




そして祭りの後のスタージス中心街へ。
バイクは結構止まっているけれど、昨日までの賑わいと比べたら全然静かになっちゃったんだって。
電光掲示板には「SEE YOU NEXT YEAR」という文字が流れている。

祭りの後セール中なので、ちょこちょこお店をのぞいて歩く。
でもよく見たら、「Sturgis2011」なんて書いてあるものは全然安くなってなくて、2005だとか2002だとか、だいぶ古いモノが安くなってます。
確かにここで好まれるデザインは、そんなに日進月歩な感じはしないもんね。
1年や2年、年が古くなったってそんなことは大らかなアメリカ人にとってみたら何でもないんでしょう。
そのテキトーさはなんかステキです。
きっとこの国O型人口多いとみた。

でも探すとけっこう掘り出し物もあったりして。
2001年モノのTシャツが2ドルで売ってました。
着替え洗濯回数減のため購入。
でも、後から考えたら洗濯なんてぜんぜん困らなかったんだけどね。

お店はたくさんあるけれど、基本的に今日はおかたづけの日みたいでした。
普段はたぶんめちゃくちゃ静かな街なんだろうね。



片づけが進むスタージス。


ここがハーレーだらけだったんだって。
今でも結構あるけどね。 





ついでに近くのスーパーで買い物。
水1ケースと、ビールも欲しかったんだけどワインしか売ってなくて断念。
水もどういうわけかめっちゃ安い。ペットボトル24本入りで5ドルもしないのです。

今日はキャンプ場で日本でもよくある方のBBQをするそうで、食材もたくさん購入。
それにしても肉が安い。
ここ、良い国ですよたぶん。


スタージスのサイン。
ハリウッドにしかないと思ってたんですが結構各町にありました。



買い物が終わったらキャンプ場に戻ってバーベキュー。
得様がスパイスにつけて下さったチキンがバカウマ。
ハーレー乗りが必ず飲むという「Miller Lite(ミラーライト)」というビールを飲みながら、ケンジさんの止め処なく出てくるウンチクを聞く。
なんとこの日は、お子様の一人が誕生日だったそうでケーキでお祝い!
なんていうか、アメリカのホームドラマを見ているようです。
全て日本語なのが不思議だけれどね。




そうしているうちに夜も更け、お開きの時間なのです。
明日は400マイル走行につき、起床時間は6時、出発は7時だそう。
ちょっとしか走ってない割りに緊張でがっつり疲れていた我々。
テントに入ったら即、夢の世界へ行っていたのでした。

 




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