8月15日



朝、ケンジさんがテントをゆする音で目が覚めた。
もう朝なんだ。昨日と変わらず爆睡させて頂きました。

ラピッドシティの朝は寒い。
8月なのにこんな寒くていいんかね?
結構標高の高いところなのでしょうか。

着替えてテントをたたむ。
本日から大移動が始まるのです。


朝ごはんには「オートミール」なるものをいただきます。
要するに押し麦の入ったスープみたいなもので、袋入りカップスープみたいな感じでお湯を入れて頂きます。
まぁまぁ、ここまではなんか美味しそうなんだけど、その味付けが「アップル味」「シナモン味」等々、正直あんまり美味しくなさそうなんですな〜。
ケンジさん曰く、「意外とハマる」らしいんだけど・・・。

カップにアップル味のオートミールの素を入れて、お湯を入れてかきまわす。
いい感じに溶けたところでいただだきます。


オートミール。シナモン&スパイス味。


お湯を入れるとこのようになります。
 



う〜〜〜ん、何ていうか甘い。
炭水化物に甘味っていう取り合わせが日本人的にあんまり無いんですよね〜。
いやこれ、素材的には間違ってないから醤油味とか発売したらイケるんじゃないだろうか。
かつおぶしとか合いそうだよ以外に?
そんな微妙なリアクションをする我々に「いやいや、まだこの味にハマるのはこれからだよ?」とケンジさん。
ホントかな〜。

準備をして、いよいよ出発。
本日はこれから600km離れたデンバーという街まで行くので、
とにかく時間が惜しいのです。

昨日しっかり練習したので、ちょっと自信をつけてハーレーにまたがる我々。
暖気のためチョークを引き、エンジンをかける。
いや〜、なんかかっこいいね、朝日でハーレー!
一発でエンジン点火!
そして相方Hのエレグラはエンジンがかからない!


・・・え?
なんでエンジンかかんないの?



ケンジさんに交代して何回かトライするもかからずorz
「こりゃ〜、バッテリーあがっちゃってるね〜。」とケンジさん。

おお、いきなり来たねトラブル。
なんか起こさないと気がすまないんですかね〜(誰が?)

キャンプ場のヒトにジャンプケーブルを借りて始動。
まあまあまあ、そんなこともあるもんだ。


修理されるエレグラ号


気を取り直して朝のキャンプ場を出発なのです。
キャンプ場を出ると、すぐに道はひたすら一直線の草原の中の一本道になる。
朝の空気って、どうしてこんなに美味しいんだろう。
北海道にも似た、けれどさらに広大なアメリカを走る。
いや〜、極上ですね。


見事な一本道!

ケンジさんが運転する車について、スピードを上げて走る。
100kmを超えているので、風がかなり強い。
インカムはなかなか性能が良くて、ものすごい風切り音のなかでもちゃんと会話ができる。
ただし、普通に聞こえているようでも実はものすごい音量なので、停まったときには耳が変になっちゃうけどね。


でもこのスピード感、結構大変なんだけどなぜか病み付きになるような魅力があるのです。
アドレナリンがそう感じさせるのでしょうか。
はじめは冷たかった風も、太陽が昇るうちちょうどいいくらいになってきた。


そうして約40マイル走ったところにあるガソリンスタンドに入る。
周りは何もない。
ただ道と草原があるだけなのです。


看板高すぎ。

ケンジさんにガソリンの入れ方を教えてもらいながら、満タンまでガソリンを入れる。
クレジットカードを使う場合は、給油機のカード挿入口にカードを入れてOKが出れば給油ができる。
ただし、国外のカードは使えない機械もあって、その場合は店内のレジでカードを読み取ってもらう。現金でも同じく店内で支払うことになります。

ハーレーは・・・なのかこのハーレーは、ということなのか解らないけれど今回はハイオクを入れます。
単位も「ガロン」なんで、ガソリンが高いんだか安いんだか全くわからないのです。
なにやらごちゃごちゃと計算していた相方Hは、「安い!」とか言ってたけどね。


オクタン価が書いてあるので一番高い「92」のものを入れます。
一番左の、ひとつだけ赤い「プレミアム」と書かれたものです。
ちなみに日本のレギュラーのオクタン価が90くらいらしいです。
アメリカのレギュラーが87、プラスが88だそう。
実際入れてないのでレギュラー入れたらどうなるかはわかりませぬ(^^;



アメリカのガソリンスタンドもコンビニが併設されている。
前も思ったけれど、このシステム非常に便利なのです。
せっかくなので謎のお菓子とか買ってみる。
ホットドッグの機械とか、ファストフードのお店とかも入ってます。

そしてお菓子食べながらケンジさんに次の行程の説明を聞く。
こんな感じが定番の進みかたみたいです。
ちなみに、車からバイクへの交信手段は手旗信号ぐらいしかございませんので、
話聞いてないと大変なことになります。あしからず。



GSを出発してしばらく行くと、「HOT SPRINGS」という街を通った。
HOT SPRINGS≒温かい泉≒温泉なのです。
昨日この看板を見て「HOT SPRINGS行きたいです!」と騒いだところあっさり却下されたけれど、こんなに遠かったのね(^^;
もしかしたら硫黄の匂いとかしないかなぁ、と思ったけれど、特にそんな気配はありませんでした。
まぁ、よっぽど温水プールみたいなところしかないんだろうけど、温泉マニアを自負する身としては、泉質チェックくらいはしときたいところですねぇ。
残念ながら温泉らしさは感じられないまま、小さな街を華麗にスルーなのです。

そしてもう少し進んだ、これまた草原の真っ只中には州境がありました。
何があるって、日本の県境と一緒で基本的に何にもないところにあるもんなので何にもないんだけれど、
看板だけがぽつんと立っています。

看板の前で記念撮影。
でもよく見ると、看板には無数の穴が開いている。
ケンジさん曰く、ドライバーの皆さんはここを通るときに銃で看板を撃って行くそうな。




おいおいおい、なんちゅー物騒なことするんだ、と思ったけれどやっぱりここはアメリカ。
銃だってもちろん流通しているのです。
まあ、それくらい周りに何にもないところなんだけどね。

我々はさらに道を南下。
道はホント真っ直ぐなんだけど、たまにアップダウンがあります。
視界がめちゃくちゃいいから、少し坂を登るともう絶景が広がる。
何しろ長距離を走るから、道端で停まってお写真・・・なんて暇もあまりないので走りながら撮影。
※良い子はマネしないようにしてください。

ちっこいコンデジなんだけど、それでも風を受けてカメラが重いったらありゃしないのです。
たまに岩山なんかあったりして、それも日本だったらナントカ岩とかついて観光名所にしてありそうなんだけど、
ここでは普通にあって普通にみんな素通りしていきます。


日本だったらちょっとした名所になっていただろうに・・・。



ずっとそうだったんだけど、回りは木もほとんど生えてなくて、草ばかり。
これって、おそらく砂漠一歩手前ぐらいだよね。
乾燥した空気は、たぶん我々の水分を奪っていっている。
だって、さっきからどんどんどんどん暑くなっていっているけれど、全然汗をかかないのだ。




そして、次の休憩スポット「LUSK」という街に着いた。
この街は、おそらくスタージスから帰ってきたと思われるハーレーでいっぱい。
レンガでできた建物があるメインストリートは、ちょっとレトロで趣あります。





街の端には、コンクリート敷きのこれまたレトロな感じがするガソリンスタンドがありました。
本日、2回目の給油なのです。


スタンドにて。

相方Hがアイス買ってる。
これ、まだまだ南下してるってことはどんどん暑くなるってことだよね?
暑さ対策で、ラッシュガードのそでを濡らしてみた・・・ところで、相方Hの悲鳴が聞こえた。
ナニナニ?銃社会の餌食?と見に行くと、買ったばかりのアイスを落として悲しそうにしている相方H。
「このアイス、変だよ!!」と主張している。

聞いてみると、「アイスに巻いてあった紙の包みをはがしたら本体も落下した」とのこと。
近くにいたケンジさんに「アイス変だったんですよ!」と訴えては、
「これはプリットのりみたいに押し出しながら食べるんですよ。」とあっさりかわされて涙目になってます。
どうですかこのバカっぷり。
愛い奴なのです。


問題のアイス。

ワタクシはアイスを正しく食べながらケンジさんの次の説明を聞きます。
それによると、この先は案の定このまま暑い と。
でもって、次のガソリンポイントでランチを摂るとのことでした。

停まる度になんか食べてるんだけどそれでもお腹空きます。
たぶんすごいカロリーを消費してるんではないでしょうか。
だってホント加圧トレーニングなんだってば!



暑い暑い空気の中走り始めると、景色は少しずつ人工物が増えてきて、何度か線路と交差した。
アメリカと鉄道ってあんまりつながらないけれど、もちろん走っています。
客車らしきものは見なかったけれどね。

石炭のようなものを乗せた貨物列車は、とんでもなく長い。
この辺がアメリカっぽいけれど とてつもなく長い。
お世辞抜きで終わりが見えないのです。
終わりが見えなきゃ、始まりも見えないのです。
後ろのほう2〜3両脱線してても多分気づかれないんじゃないでしょうかね。
気づいても大らかかつ適当なアメリカンのみなさんは「まいっか♪」で終わらせてそうでいいですね。


右手に見えますのは電車です。ちなみにこの電車、走行中です。

ということで約60マイル走って、「Trrington」の街に着きました。
このころには我々すっかり茹であがっております。
ドライヤーの前にいるかのような暑さなんですね〜。

本日のランチは「サブウェイ」です。
最近、日本ではおそらく数が減ってきているサブウェイですが、アメリカでは現在人気高騰中。
ヘルシー志向で、野菜がたくさん摂れるサブウェイが、マクドナルドを抜いているそうなのです。
このときもサブウェイは大行列。
10人くらい並んでいました。もちろんファストフードだから速いんだけどね。

サブウェイなんて10年ぶりぐらいに入るので、どんなシステムだったのかすっかり忘れちゃってるけれど、
アメリカのサブウェイでは、二人以上のヒトがいれば、「footlong」という30cmくらいあるサイズのサンドイッチを二人で分けるのが定番なんだって。
メニュー見ても正直よくわからないんで、ケンジさんのお勧めをオーダー。

野菜は注文を聞いてくれるそうなので、「Without Onion!」と元気よく叫んだんだけどこれが全く通じずorz
ケンジさんに助けを求めると、「Whole,But Onion」 だって。
そりゃ確かにそうですね。
ヒトは失敗をして学ぶ生き物なのです。





ミートボールをはさんだサンドイッチを頼んだのですがこれが相当美味い。
ハラペーニョが効いてて、一発で気に入りました。
ちなみにドリンクは、サイズが3種類くらいあるんだけれど、どれを頼んでも飲み放題なのです。
だったら小さいのでいいじゃん、と思うけれど、持ち帰り用のサイズ展開なのだそう。

日本だったら、ごはんを食べながらスプライトとか、自分的にはあんまり考えられない組み合わせなんだけれど、
この暑さと乾燥の中だと、それが異常に美味しく思えるから不思議っす。
すっかりサブウェイファンになっちゃいました。
これから毎日サブウェイでも、たいした文句は言わないと思いますね。

サイズも大きくて、すっかり満足してくつろぐ。
もう正直ここで寝れます。
けれどケンジさん曰く「この一本向こうの道に、メインストリートがあるから見に行っておいで」とのこと。

・・・

・・・ソファでくつろぐ気満々だった我々の生温かい視線に何かを感じたのか、
「・・・まぁ、1時半に駐車場集合ね(^^;」だって。




2日目にして早くも観光放棄の姿勢を見せておりますよ〜。
だってさ〜、外は暑いんだも〜ん!
走ってても暑いんだから、人力で歩いてたら溶けちゃうよ〜。
さんざんうだうだしたところで、相方Hが珍しくやる気を見せる。
一応観光に行くつもりだそうなのです。
しょうがないので一緒に行って、ユニバーサルスタジオみたいな町並みでアホ写真を撮る我々。
そんなことしてても暑くて顔に覇気がないのです。


Trrington。静かな街です。

そのうちにケンジさんご一家が戻ってこられたので、出発でございます。
サブウェイでトイレを借りて、もう人目を気にせず服なんか水びたしで行きますよ!
たぶん言葉では伝わらないとは思うけれど、本当に本当に暑いのだ。




またここから暑いんだろうな〜(^^;
と、気合いを入れたところでケンジさんが言う
「しばらく行ったら合図をするから、そしたら先導車抜かして行っていいからね〜(^o^)ノシ」

・・・だって。

つまり、我々とは少し距離を離して、我々だけツーリングしてる気分を味わってきていいよん♪ということ。
ちょちょちょっと、こんな初心者、目を離しちゃって大丈夫なのかね!?

後ろから走ってきてくれているわけだから、コケてたらそのうち発見してくれるのだそうだけれど。


でも、確かに前に車がいるのと、何にもない道を走るのでは気分が違うってもんなのです。
一応キャリアが上のワタクシが先頭に行くことにして、走り始める。
街を抜けたら、すぐにこれまでと同じく草原の中の一本道になった。
頃合いを見計らって、ケンジさんが合図をくれる。

これまで追い越し自体をしたことがなかったと思うんで、すでにドキドキなのですが、
車に向かって加速し、左車線に出る。
このあたりでちょっといつもと左右の車線の感覚が違うんで軽く混乱。
いや大丈夫、落ち着け落ち着け、と自分をなだめつつ追い越すのです。
ちなみに結局最終日まで交差点曲がるときは「右右右右」と呪文を唱えていたので、相当その辺の順応力がないタイプのようなのです。

ケンジさんをチラッと見てさらに加速していく。
なかなかのスピードなので、本当に横を向くとヘルメットの シールドがぶっとばされてしまう。
一応、朝のうちにケンジさんに針金で補強してもらったのだけれど、いったいどれくらい信用できるんだか怪しいので大事にしないといけないのです。
だって、この乾燥と暑さの中、シールド無しで素肌さらしてたらもう大変なことになっちゃうしね!





こんな誰もいない、ひたすら真っ直ぐな道を走るのは本当に、本当に気持ちいい!
開放感というか、非日常感というか、ここにいるのが自分じゃないようなのです。
ハーレーに運んでもらっているんだけれど、空を飛んでいるような気分です。
ちょっとした段差でもあったら、ホントに離陸しちゃいそうだけどね。
何て言うのかな、風の強さや音の大きさのせいなのかもしれないけれど、もう頭の中が真っ白で運転以外のことは何も考えられない。
小難しいことは全部吹き飛ばされてしまうのです。



いくつかの小さな街を過ぎ、暑い暑い草原を走り抜けたところでInterstateHighway(州間高速道路)80号線に乗る。
これまでの道と違い、かなり大きな高速道路チックな道だ。
早い流れに乗って、打ち合わせで聞いたとおりのICで降り、一つ目のスタンドで停まる。
ぷは〜、なんか疲れたわ〜。

暑さってやっぱりかなり疲れる。
もう停まったらどっと疲労感が襲ってくるのです。

ガソリンを入れて、併設のコンビニへ入ります。
もちろんアイス食べます。
汗とともに色んなものが流れ出してますのでね!



お店で買ったものが食べられるようにいすと机が置いてあるのでそこでまったり。
エアコンって素晴らしい発明ですよね〜。
毎年夏のツーリングでそう思っている気がするけれど、今回はまた格別っす。
ちょっと湿度残しといてほしいところではあるけれどね。

子どもたちとお菓子とか交換しながらなんとか寝ないよう頑張ります。
ちょっと仮眠でもしようものなら、もう朝まで起きられないような気がするんでね。
あんまり「暑い暑い」と言っている我々にケンジさん、
「ライダーたる者、ちょっと暑いくらいありがたいと思わなきゃね〜!」とのこと。
いやそりゃごもっともだけどさ〜、文句も言いたくなる暑さなんですよホント!


散々おやつを食べて出発。
この加圧トレーニング走行、おそらく相当なカロリーを消費してると思うんだけれど、それ以上にお菓子食べてるから結果どうなるか楽しみですね〜。
チャリツーに出たときも、最終的に体重増加で終わったことを考えると、こういうのってあんま意味がないんじゃないかと薄く予想できますね〜。
かといってアイス止めるなんて微塵も思わない 我々なんですけどね。

また暑いんだろうな〜、と服に水をかけて出発した我々。
しばらく走ったところで、どうやらさっきより暑くないことに気づく。
ふと見ると、空は白い雲が近づいてきていた。
それでもまだ雲はもくもくしている。
この感じだともうちょっと降り出すのは後だろうな〜。
雲の向こう側はまた青空が見えているから、まあ振られずに済むかな〜



・・・とか考えてたら降り出してきた。

ホント日本とは色々なことが違うのです。
植物が違えば土の色も違うし、なんと雨の降り方まで違うのですよ奥さん。
いやも〜、何かと忙しいところなのです。

昨日もちょこっと雨に降られたけれど、アメリカ式雨はこの国と同じく大きい(雨粒が)。
ということで痛いっす。
日本でも軽装でバイク乗ってると皮膚が出てるとこなんか雨が痛かったりするじゃないですか。
けどね、アメリカ式雨粒はジーパンの上からでも痛いんだよね!
ヒョウでも降ってんじゃないかと思うくらいなのです。



おまけに天気の変わり目を通過するんで風がものすごい。
300kg近くあるバイクなんだから、風なんてなんてことないだろうと思ってたんだけどそんなもんじゃないのです。
相方Hの乗るエレグラ号なんか、でっかいカウルついてるからもうあおられてあおられて、
インカムからは「ひゃ〜〜!」とか「風が〜〜!」とか叫び声だけがこだましていたのです。
どうすることもできないし自分だって相当あおられていたのでなんとか頑張る。
シェルパ君だったら、風がくる方向に少し倒して走ってしのぐんだけれど、何しろ未だコーナーでも倒しきれないスポーツスターなのでそうもいかないのです。
よっぽど大丈夫だってのは頭ではわかっているんだけれど、コワイものはコワイのです。




なんとかかんとか風と雨をしのいで、あたりが街になってきた。
反対車線が帰宅ラッシュで渋滞している。
そう、今日の最終目的地であり、コロラド州の州都であるデンバーに着いたのです。
車がずいぶん多くなってきたハイウェイを、ケンジさんたちの車に着いて走る。
車線変更について行けないこともあったけれど、戸惑っていると後ろのバイクが「前に入っていいよ!」と大きくサインを出してくれた。
とにかく皆さん親切です。

なんとか車に付いていくつかのジャンクションを越え、もうどこを通ってるんだかさっぱり解らないインターを降りたところにあったのが今日の宿、「motel6」なのでした。


ざっくりしたネーミングですこと。

モーテルっていうのは、みなさんご存知でしょうがmotorists' hotel(自動車旅行者のためのホテル)の略です。
駐車場に向かって客室が並んでいて、駐車場からすぐ部屋に入れるようになっているのが特徴なんでしょうか。
多少その辺のつくりは違うけれど、部屋の中は日本のビジネスホテルと同じ、っていうかもっと色々なものが大きなサイズになっていて快適なのです。
基本的にセミダブルのツインルームなんだけど、何人で泊まっても特に問題ない模様。
ちなみにケンジさんご一家は、一室に寝袋持参でお泊りでした。
まあ、日本と違って部屋は広いから寝具があれば問題ない気はします。



駐車場の前が部屋の入り口。便利です。


駐車場にバイクを止めると、とりあえず「ミラーライト」で乾杯っす。
いやも〜、今日は暑いわ雨は降るは600kmだわホント大変でしたね!
とにかく無事についてよかったっす。
この瞬間のビールはもう心から美味しく感じますね。
普段はご飯だテントだと、なかなかできないことなのだけれど、ツアーのときくらいはね。

ケンジさんに雨が痛かったことや、風が強くて怖かったことを話すと、「ちょっと暑いくらいで文句言ってるからだ〜。」とのこと。
重ね重ねごもっともです。ホント。

子どもたちに手伝ってもらって荷物を部屋に運ぶ。
知ってた?布団ってものすごい気持ちいいんですよ!

荷物を片付けたら夕飯に出かけます。
「夕飯はちょっと高級な方がいい?それとも安い方がいい?」とケンジさんに聞かれ、
「おいしいほう!」と相方Hがバカ丸出し で答え、
本日のディナーはパスタとなりました。




全員で車に乗り、一路デンバーのダウンタウン(中心街)へ。
ちなみに、これまでダウンタウンの意味がいまいち掴めてなかったのですが、都心部とか繁華街とかそういう意味のコトバらしいです。
ついでに住宅街がアップタウンっていうらしいですね。


都会だ〜!

車内では、ケンジさんによるガイド的お話がはじまりました。



ハーレーっていうのは、私の知る限りどちらかというと実用的な日本のバイクと違い、
遊び心っていうのかな、それともロマンとでもいいましょうか、そういうモノが積まれているバイクなのです。
で、ハーレーをつくるヒトによると、アクシデントとか、トラブルっていうのは道に住んでいる悪い妖精が起こすものなんだって。
だから、ハーレーには魔よけの鈴をつけてアクシデントに遭わないようにするんだとか。
それがこちら。

「バイカーズベル」というそうで、ハーレーのお腹のあたりにはこの鈴をつけるための穴まで開いていました。

ツアーに参加したヒトがこの先も安全でありますように、と、ケンジさんから一づつプレゼントしてもらいました♪
デザインも非常にアメリカ的でかっこいいです。
友達へのお土産用に数個購入したけれど、とても喜んでもらいました。
これでこの旅も安全に・・・過ごせるといいんだけど。




デンバーの中心地はものすごく都会です。
人口は市内で55万人ほど。
市内人口はそれほど多いわけじゃないんだけれど、都市圏で考えたら相当な人口になるそうな。
高層ビルが立ち並ぶアーバンな景色はいったい何日ぶりになるでしょうか。
人っ子ひとりいない景色を抜けてきたんで、急にこんな都会が出現するのが不思議に感じるのです。

入ったお店は「The old spaghetty factory」 というところ。
ケンジさんによると日本にも出店しているそうな。
今調べたらそれが愛知県内でびっくりしました。
工場風の赤レンガの建物で情緒たっぷりです。



アメリカのメニューにはよく使われている食材が書かれているのでオニオン入ってないような感じのものをオーダー。
だいたい一品1000円くらい?サラダやらスープやらたくさんついてくるので割とお手ごろな気がします。
円高様々でございますね。
もちろん車に乗せて頂いている我々はビールもね!

アメリカの食事っていうのはたいてい多くて、割と大食漢なワタクシでも食べきれないのですが、
ここはまあ、8割くらいは食べられました。
残りは基本的に食べ盛りの子どもたちに手伝ってもらいます。
お味は・・・まあ普通ですね〜。
奥様が頼まれていたサラダが、日本と全く趣を別にするフライドチキン乗りまくりのサラダだったのがちょっとしたカルチャーショックでしたが。






にぎやかな食事が終わったら、腹ごなしにデンバーの街をちょっと散歩します。
ここもやっぱり8月とは思えない涼しさ。
ケンジさんによると、デンバーは「1mile city」なのだそう。
つまり、標高がちょうど1マイル≒1600mだとのこと。
1600mって結構な標高だよね。日本でそんな高いところにある街ってないもんな〜。
野辺山高原でも1300mくらいですよね。確か。
そんな高いところにこんな大都会があるんですね〜。


突然の街っぷりにちょっと動揺(^^;

コロラド・ロッキーズの球場をチラ見したり、高層ビルのブレブレ写真を撮ったりしながらブロックを一回りして車に戻る。
買い物をしたいなら、しばらく大きな街はないからここが最後だよ!
と言われるものの、今お土産買ってもしょうがないのでケンジさん御用達だというアメリカのアウトドアショップに行くことになった。

着いたところは1軒のお店とは思えない大きなショップ。
敷地自体も広くて、ちょっとした公園みたいになっている。
その中にはロッククライミング用の壁や水遊びができる池もあって、9時だっていうのに家族連れが遊んでいた。



そうそう、アメリカって治安が悪いイメージがあったんだけれど、結構一人で歩く女性もよく見かけます。
ケンジさんによると、治安の悪いエリアってのがあって、そういうところに近づかなければまあ大丈夫なのだそう。
それでも、初めて行く街なんかでは夜の一人歩きは避けたほうがいいっていうのはそりゃそうだろうけどね。

スケボーができる巨大なボードパークがあって元ボーダーの相方Hがうきうきしている。
やっぱり外は真っ暗だけど、みんな結構遊んでますね。
ちなみにボードパークは小さい町でもあったりするんで、スケボーはアメリカではポピュラーなのでしょうね。

そんなこんなで夜のデンバーを眺めながらホテルに帰ります。




帰ったはいいけれど、飲み足りない我々、近くにあったコンビニにビール買いに行くもあえなく売っておらず、
結局またもやケンジさんにおすそ分けを頂いて、
お礼にマッサージ師の相方Hがケンジさん組んずほぐれつし、
ワタクシはそれを眺めながら程よく酔っ払い、結局日付が変わったころ、眠りについたのでした。




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