はじめに
2011年3月11日。
誰もが知る、あの東日本大震災
が発生しました。
管理人renはこれでも一応勤め人なので職場にいたのですよ。
すると、地面がハンモックのように揺れる感覚。
おお、これがもしかしてめまいって奴か?
と血の気の多いワタクシは思いましたとも。
しかし、周りの方々もなんだなんだ?とざわめいています。
しかもその揺れは長く、長く続いたのでした。
しばらくしてTVやネットからは津波警報が流された。
正直、ワタクシあまり津波と縁のある人生を送ってこなかったため、
「ああそうなんだ」くらいの感覚しかありませんでした。
そして20分ほど経ったでしょうか?
TVから流れる黒いゼリーのようなものに襲われる港町。
映画でも見ているような、現実味のない光景。
ワタクシ、あのあたりに住んでたらおそらく流されてたでしょうね。
だって、危機感持ててなかったですもん。
それからしばらく。
徐々に、徐々に地震と津波と原発の被害が映し出されるようになり、
それが実感として、現実の出来事としてワタクシのみならず多くの直接的な被災者ではない人々に浸透していったのです。
ところで、3月といえば、またちょっと休みが取れる時期なのですよ。
今回も九州か台湾か、そのあたりに行ってこようかとおもったんですが、
どうもそんな気分になれないんですよね。
国民総涙目
な時期が来て、自粛ムードが蔓延し、脱自粛ムードがやってきたころでしょうか。
もうすっかり旅行気分も忘れて(いやちょっと近場には行ったけど)いたころ、
結婚することになりました。(いやん)
まあずーーーっと前からあった話なんだけどね。
恥ずかしいからその辺の事情はいいんですけど。
それでですなぁ、結婚するなら新婚旅行に行かねばならんだろ!
ということで憧れのアメリカへツーリングに行くことにしたのです!
バイクにのる人ならば、いや、乗らない人だって誰もが知っているハーレーダビッドソン。
一度は乗ってみたいじゃありませんか。
しかも、どうせ乗るならやっぱりハーレーの本拠地アメリカ。
あの赤い広大な大地を、ハーレーで駆け抜けてみたいと思うのはワタクシだけではないでしょう。
新郎となる相方Hは、これまで何度かこのツーレポにも登場したあの相方H。
2年ほど前にバイクの免許取得を迫られ、取った途端にタイツーリングに連れて行かれて
120kmで流れる道を並縫いで走ったり大渋滞のバンコクでのすりぬけを迫られたりして涙目になっていた人物です。
もちろん(?)旅行には行きたがっていたものの、ワタクシと違いそう休みが取れないらしい。
んじゃあしょうがない、ということで、時期は航空券の値段が跳ね上がる8月のお盆
に決定。
アメリカに向かい、約10日にわたって旅立つことになりました。
旅の方法ですが、アメリカっつったら、銃社会で乱射事件とかあって、テロを思いっきり警戒している国。
おまけに過去の経験から、アメリカとかカナダとか、英語圏の国の人が話す英語はレベル高すぎて難しいのです。
今回は一応コレ新婚旅行だしね、ケチることもあるまい、ということでツアー参加を目論見る。
海外ツーリングといえばD社が有名どころですが、残念ながら今回も参加できる日程のツアーがなくorz
どこかないか?と探していると、「バンザイツアー」というアメリカにある日本人向け旅行社がみつかりました。
問い合わせてみると、サウスダゴダ州のスタージスというところからロサンゼルスまでのツアーに参加できるとのこと。
ずっと行ってみたかったグランドキャニオンにも行けるということだったので、参加することにしたのです。
しかしこのツアー、使用バイクが1400ccのハーレー。
一応国際免許は大型・普通二輪の区別がないので資格的には乗れないことはないんですけど、
それにしたって普段の250ccスーパーシェルパに乗ってあたふたしている人が乗れるんでしょうかね〜?
おまけに1年半前に免許を取った相方HはTW225に乗るこれまた中免ライダー。
一応ハーレー試乗会みたいなものがあったのでそれに行って乗ってみたけど、
自動車学校の中で運転するだけなので、イマイチ乗れたんだか乗れてないんだかわからない状態(^^;
まあまあ、こんなもん慣れだよね。乗っちゃえばなんとかなるさ!
・・・ということにしておきます。
航空券の手配とか、アメリカだけにESTA(ビザみたいなもんです)申請とか微妙に準備はありましたが、
今回はツアーなんで、そんなにじっくり調べることもなく、
地球の歩き方を読んだりツアー日程表を読んだりした程度。
そんなわけで8月13日、いつもながらヘルメットを手荷物用リュックに放り込んで、
我々は近鉄アーバンライナーに乗り込み、関空へと向かったのでした。