8月5日



朝、7時ごろには目覚めるも、あんまり早く出てもしょうがないんだよね〜。
超のんびり荷物を片付けたり、天気予報を見たりする。
うん、今日も東北はいい天気なのです。でも夜は天気が怪しいそう。どうしようかな〜。

地図を見てみたけど、あんま早朝から立ち寄れそうなところもないしね〜。
まあ、久々の東北をパトロールしながら、朝ゴハン食べられるとこでも探しましょうかね。

ということで8時過ぎにチェックアウトをし、走り出します。
ちょっと空が曇っているせいなのか、それとも東北だからなのか地元名古屋よりは少し涼しい気がしますね〜。

北上川に沿って北上し、途中にお店は・・・あんまりなさそうだったのでコンビニによりおにぎりを買う。

結局寄れそうなところもなかったので、ひたすら夏油温泉への山道を進みます。
途中、夏油スキー場の入り口までは2車線ですが、そこからはガチ山道が結構続きます。
舗装とかはキレイだし、普通サイズのバスが通っていたので道の心配はないです。

クネクネと続く山道を走り、その一番奥にあったのが今日の一番目的地、「夏油温泉」です。


夏油温泉スペースの東屋(「展示室」って書いてあったけど開かなかった(^^;)の説明によると、
「発見は850年以上前。開湯伝説によれば、平家の落人の末裔、高橋四郎左衛門が巨大な白猿と戦った翌年、
その猿が気になって山中深く入った際に、温泉で傷を癒している姿を見て発見したとされる。
「夏油」という名称については、アイヌ語のクッ・オ(kut-o 崖のあるところ)が語源であるとする説がある。」
だそう。こんなとこでアイヌ語が出てくるんだね〜。

夏油温泉にあるのは、自遊人パスにも載っていた「元湯夏油」さん。
それからもう2件ほど建物がありましたが、休業中のようでした。
あとは、ここは登山口になっているようで広い駐車スペースに登山っぽい方が数名。
半分予想してたけど温泉街ってわけじゃなさそうですね(^^;

さて、日帰り入浴時間帯にはまだ早いので、バイクを停めて先ほどの東屋でおにぎりタイムです。
あんまりコンビニのおにぎりって食べないんだけど、最近バラエティがめちゃくちゃ増えて美味いですね〜。
わさびいなりとか、誰が考えたんだか知らないけどかなりワタクシ心を掴んでますね〜。

食べ終わってもまだ時間があるので付近を散策。
すると、登山口の脇に「洞窟風呂→」という看板を発見。
これはちょっと・・・そそられますね〜。

めっちゃ遠かったらどうしよう(^^;
とか思いながら、休業中の旅館の庭先をすり抜けるように道をたどります。
この旅館、ヒトの気配もするし、やってそうなんだけど休業中なんですね〜。
お盆だけ営業とかなのかな?

でまあ、ちょっと行ったら木の橋があってビビったり、
意外と先まで続いてそうな道があって迷ったりしながら進みます。
でも結局10分もかからなかったかな。

で、ついたのがここ。





ちなみにヒトの気配は無し。
むむう、せっかく来たし、と思って洞窟への進入を試みるも本気で真っ暗。

これは・・・ちょっとコワイね〜。
うっかり地震なんかきて洞窟が落盤したら誰にも気づいてもらえないね〜(ビビリすぎ)。
ということで、まあ蒸気をあびて満足ということに。
足湯すらできないビビリっぷりorz
でも、ここはライトが要るよ!
っていうか真っ暗闇で独りで全裸って、勇気要り過ぎるよ!!

ちなみに、脇の滝つぼにも湯が沸いているってことでしたが、触ったところ山の清らかな水が流れてました。

夏だけにアブも出るし、そそくさと退散です。
アブって我々に対していったい何がしたいんだろうね〜。

そろそろ温泉に戻るといい時間になってきたので戻る。
途中管理者っぽいヒトに「登山ですか?」と声をかけられる。
今回は、重いジーンズを止めてカーゴパンツで来たんですが、カーゴパンツ+リュック=登山になってしまうようで、
3回くらい「登山ですか?」と尋ねられましたね〜。

一応この後ライジングサン(フェス)にも行く予定なので、より山っぽく仕上がってしまったんですね〜。
まあまあまあ、別に何と間違えられてもいいんですけどね。
だから、こういうどうでもいいこと書いてるからやたら長くなっちゃうんですよね。
さらっといきましょう、さらっと。

10時を回り、旅館のフロントへ向かいます。

本日は夏休みでいきなり曜日感覚なくなってますけど日曜日なので、半額を支払って入ります。
こちらの温泉は基本的に混浴なのですが、時間帯によって女性専用時間ができるそうなのでそのあたりを狙って行きます。
7つも湯が沸いているそうなので、まあ全部回るのはいいです。せっかちなので。

説明を受けると、「大湯」ほ含め3箇所が女性専用時間になっているのでそこへ行きます。
自炊部と呼ばれる昔ながらの湯治宿の間を通っていくのですが、
本当に素朴な雰囲気が漂っています。この時間は布団干しタイムなんだね。
なんていうか、一瞬ここに泊まろうかと計画段階で思ったんだけど、
ちょっと一泊ではなじめそうにないこの東北の湯治宿のゆるりとした雰囲気がたまらないですね。
どうせなら1週間くらい連泊してのんびり・・・できないか、多動だから(^^;



そんな雰囲気の自炊部棟の間を抜け、おばあちゃんに2発目の「登山ですか?」を受けながら奥へ進みます。
目当ての「大湯」は、一番奥にある湯でした。
一番乗りだったので写真をガシガシ撮り、湯に・・・浸かりたいけど熱くて浸かれないorz
う〜ん、ここまで来たのに・・・、と思って足を入れてみるも、もう本当に熱くてまさに熱湯風呂なのです。



湯船のすぐ脇には、温泉成分で青白くなった川が流れていて、清涼感抜群。
でも湯にはホントに入れないから足湯どころかつま先湯くらい(それも長持ちしない)でなんとか入ったことにする。
う〜ん、川に入るな的な看板があったけど、入りたい気持ちはよく解りますね〜。
混ぜたらぬるくなるのかもしれないけど、それすら無理な熱さっす。
これだから一番湯は恐ろしい・・・、写真は撮れるからいいんだけどね。

ささっと服を着て、次は隣の疝気の湯へ。



こちらも川岸にあるいい感じの湯ですね。
しかもかなりぬるめだし。
なるほどなるほど。
でも、向こ〜〜〜〜〜うの方にある露天風呂からおっちゃんがこっちをじっと見ている(^^;
いや、判別が可能な距離ではないんだけどじ〜〜〜〜〜っと見ている。
諸君、こういうときは目をそらすのがジェントルマンってもんだぞ。

よし、もう1つの湯の様子を見てからどっちに入るか決めよう。

ということでもうひとつ、今度は常に女性専用の湯なんだけど
「滝の湯」へ行ってみる。
こちらは脱衣所も建物もしっかりしてました。
しかも、先客がいらっしゃったせいか、湯がなんと適温!
これは素晴らしい。ということで入ることに。



こちらの温泉、硫黄の味と香りがしっかりする湯ですが、ナトリウムー塩化物泉でもあり非常によくあたたまります。
湯船に注ぐ湯の出元を見てみると、おそらくここで温泉が沸いているんでしょうね、ぽこぽこと泡がでています。
それが約54度。まさに源泉掛け流しの文句なしの湯です。
いや、満足満足。
ロケーションといい泉質といいステキ過ぎるのです。

すっかり堪能して湯を上がります。
ホント温まるので、ちょっとクールダウンが要るくらい。

一日滞在して全ての湯に入りたい気もするけれど、まあだいたい似たような泉質なのでこれでヨシとします。
荷物を抱えて、おばあちゃんに「山登ってきたの?」と話かけられつつ(だから違うって)、座れるところを探します。

・・・あまり休憩スペース的なものを見つけられず、旅館の玄関まで出てみると、シェルパの隣に荷物満載バイクが止まっている。
東北なのに珍しいね〜、準備しながら話しかけてみようかな、と思い「こんにちわ〜」と挨拶をするも、直射日光のあまりの暑さにさっきの東屋に引きこもる (^^;

思えばもうちょっとこのとき何か、荷物片付けるとかアクションを起こしてれば良かったんだろうけど、
後になって解ったんですが、このときの隣のバイクのヒトは、なんとmixiでずっと前からつながっていたマイミクさんだったのでしたorz

確か数年前のねぶた祭りでもすれ違っていた気がするんですが。
この広い日本でばったり会っちゃうなんてすごい偶然なのに、思いっきり無駄 にしちゃいましたね〜。

そんなこととはつゆ知らず、東屋を占領して準備&ルート設計。
何しろ今日は暑いし、夏油温泉はよく温まる名湯なのです。

さあ行くぞ!とバイクに戻って、やっと「何かこのバイク見覚えある気がする・・・。」とか気づいちゃうんですな〜。
そう、マイミクさんの日記なんかで見たことあったんですね〜。
今思うと、ハンドルカバーがまさかのおそろいだったな〜(しみじみ)
しかもよくよく考えてみたら、自遊人パスポートのことを教えてくれたのもその人だったんだな〜(しみじみしみじみ)

ちょっと待ってみようかとも思ったけど、
ストーカー疑惑が持ち上がりそうなので後からメッセージ送っておくことにした。(ホントに本人でした(^^;)



いや〜、走り出して2日目にしてこの遭遇っぷり、
今年のツーリングもなんか色々ありそうで期待感高まりますね〜♪

ここからはしばらく高速に乗って盛岡までショートカット。
でもって盛岡名物冷麺を頂き、


そして本日の2湯目、盛岡つなぎ温泉「ひぃなの丘 湖山荘」到着です。
ダム湖から私道と思われる山道を少し上がったところにある隠れ家風、けど和風豪華旅館でした!

入り口には源泉と、すごい広さの足湯が・・・。




これは湯量豊富な温泉の予感ですね〜。
パスポートを使い半額で入浴。
内湯と露天風呂が離れているので、まずは露天風呂へ行きますよ〜!

入ってみるとこんな感じ!






ものすごく広いんですよこれが。
すごいねこれ、どんだけ湧いてるんでしょうね。
アルカリ性のとろとろ湯と硫黄の香りがたまらないです!
ちなみに内湯は昔ながらのつくりですが、硫黄味は強くて硫黄ファンにはオススメですよ!



一度服を着ていかないといけないのがちょっと大変ですが(^^;

でも、途中の廊下からの景色がまたステキ。




う〜ん、このままここで一泊したい。
けど、このロングなツーリングで豪華旅館泊まってたらまったく資金が続かなくなってしまうのでまた次回ということで。


ちなみに岩手県らしく、コーヒー牛乳は小岩井農場のモノでした。
これ美味いっす。

さて、すっかり温まって次行きますよ!
今度は国道46号を使って山の方へ、田沢湖はこの前行ったしスルーして走ること数時間。
太陽が少し傾いてきたころに着いたのは、こちらは超有名な名湯ですね!



はいその通り!
新玉川温泉でございます!

ガンに効くとの名湯ですね〜。
玉川温泉じゃなくて新玉川温泉に来たのはクーポンがあったから…っていう自称温泉マニアにはあるまじき行為なのですね〜。
いや、ホントに温泉マニアなら両方入るんだろうけどさ。

しかし、古くから湯治で有名だという割にはめっちゃキレイなホテルなんですね。
湯治の方々でにぎわうロビーを抜け、温泉へ。



でも、キレイな外観とは打って変わって、温泉は木造のこのとおり渋い造りでした。
お湯がまた、ものすごい酸性の強烈な湯です。
久しぶりに爪の甘皮痛くなったわ!
でも、それが効くんですよね!

あまりに個性の強い湯なので、少し薄めた湯や、すごく薄めた湯があったりして。
この配慮もなんとも素晴らしいっす。
ちなみに飲泉はかなり薄めて行わないとエライことになるそうです。
わざわざ計量カップまで置いてありました。

別室には、玉川温泉で有名な天然の岩盤浴スペースもあります。
試しに転がってみると、結構熱い(^^;
なんだかすごく効きそうな感じっす。


温泉を堪能して出ると、時間はもう4時を回っていた。
これは・・・どんなに急いでも明るいうちにねぶたキャンプ場に行くのは無理っすね。
しかも今夜雨が降るかも、って言ってたし。

ということでキャンプはあっさり諦め、今夜は数年前にお邪魔した御所ヶ原のライダーハウス「ねぶた館DT」にお邪魔することに。
実はこちらのライダーハウスのオーナー氏もマイミクさんなので、メールで確認をしてみると、「泊まれますよ!」との有難いお答え。
いや〜、下火と言われるmixiだけど、こうやって人とつながれるのはホント有難いですね〜。
ほらさ〜、諸事象でfacebookはちょっと使えません!って人はワタクシを含め結構多いと思うんですよね〜。
まあ、本名で登録しなきゃいいんだろうけどさ(^^;


御所ヶ原は思ったより遠くて、ひたすら走ることまた数時間、
ナビのおかげでよく解らないりんご畑の真ん中を走りながらも迷わず到着なのです。

あたりはもう真っ暗。
とりあえず宿主氏にご挨拶v(^o^)

宿主氏、2年前にお邪魔したきりなのにしっかり覚えててくれました。
あのときステッカー貼ってもらったのに、箱変えちゃってスミマセン(^^;

とりあえず荷物を降ろして買出しに行く。
近くのイオンに行くと、どういうわけか恵方巻きが半額になってたのでビール等々とともに購入。
青森の風習なのか?と思ったけど違うみたい。
じゃあ何だ、イオンの戦略なのか??

「今日は人少ないんですよ〜。」と、宿主氏は仰っていたのですが、飛び入りの方が多かったようで結局4名、
しかもどうやら酒好きな感じの方々が集まってしまったようで、
「今日は飲まない」と仰るオーナー氏に無理やりビールを注ぎつつ、
気がつけは12時過ぎまで飲み続け…。

チャリダー氏は函館イカ踊りから南下してきたらしく、青森ねぶたの中休みで立ちねぶたを見に御所ヶ原にきているそう。
明日の始発で青森に戻るって言ってるけどすでに1時を回ってるんですが(^^;
ねぶたに行くなら、明日また会えそうですね〜。

いやいやいやいや、この感じ、久しぶりだわ〜。
海外ツーの緊張感もいいんだけどさ、このダラダラした感じがまた良いですな〜。
やっぱり、日本の夏はいいですね〜。
青森まで飲みに来た!って言っても過言ではない気がする今日この頃の夏ツーリングなのです。








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