北海道ツーリング2007

8月14日

 

 

 朝、テントの中が暑くなって目が覚めたのが6時頃。ここは草原と海の間にある、ホントに綺麗なキャンプ場なのですが、なにしろ日を遮るものがないので、ワタクシの紺色のテントはめちゃくちゃ暑くなるんです。ちょっと発見。でも、このテントのもうひとつのカラー「ワインレッド」は、いまいち趣味に合わなかったので、まあ良しとしましょう。


朝のキャンプ場。朝は虫出ませんでした。海沿いなのに海見てないな〜。

きょうは、道の駅「さるふつ」に併設されたキャンプ場からのスタートです。昨日の夜相手をしてもらったセロー2人組に別れを告げ、昨日買い物をしたおにぎりなんかのゴミをセイコーマートで捨てさせてもらって、さあ出発!です。とりあえず目指すは宗谷岬!

 きのうに引き続き、R238を再び北上。最北端に行ける!と、もうテンション上がりまくりです。

 キャンプ場から宗谷岬までの道は、海沿いを走っていたかと思うと山道になったり、かと思うと草原の中を通ったり、小さな町の中を抜けていったりとなかなか変化のある楽しい道でした。結構アップダウンもあったのに、やっぱりスゴイですね〜。チャリダー達が元気に走って行きます。手を挙げて挨拶をして、気分良く走ります。しかも天気はまたも快晴!いやあ、最北端日和ですね〜。

 ということで最北端に到着したのが8時半。こんな時間にも、もう観光バスやバイクが一杯です。バイクはともかく、観光バスはいったい何時にホテル出てきたんだろう?疑問に思いつつ写真撮影。混んでますね〜。

最北端の碑。写真順番待ちの列ができます(^^; 間宮林蔵の像。歴史に疎いのでいまいちピンと来ないのですがまあ撮影。

 ここは、天気が良ければ樺太まで見えるとのことですが、こんなに晴れていたのに見えませんでした。ちょっと残念。

 ちなみにここは、海まで降りられます。階段にして7段くらいです。せっかくなので降りてみると、海にはひしめくようにウグイが…。網持ってたら絶対すくってます(^^;なんでこんなにいるんでしょうか?

 この時点で気温は23℃。暑い一日になりそうです。

最北端土産屋。到達証明書なるものも発行してもらえます。

ウグイが沢山・・・見えますか?

  宗谷岬からは、マップルおすすめの内陸に入った道を進みます。ちょっと入り方が難しいのですが、岬の駐車場の目の前から坂を上って行くようです。坂を上ってみると、これがまたいきなり良い景色!草原の中をのんびりと進んでいくと、巨大な風力発電の風車が見えてきます。なんかもう、日本じゃないっすね。こりゃ。

 R238に合流して、今度は稚内を目指します。普段、街にはあまり近よらないのですが、ここは別ですよね。日本最北端の街です。おまけにここのホクレンでは、最北端マーク入りフラッグがもらえるのです。これは行くしかない!あと、ついでに100均に寄ってグランドシート…というか、ブルーシートを買いたい!それから、携帯用バケツも欲しいな〜。釣りで使うようなやつ。

 宗谷岬から結構すぐだったので、10時前に稚内市に着きました。う〜ん、GSに行くにはちょっとガソリン的に早いし、まだダイソーも空いてないしな〜。と思い、こっち側でも先っぽに行っておくことに。ちなみに、稚内市にある、こちら側の先端は「ノシャップ岬」といいます。根室の方は「納沙布(のさっぷ)岬」です。こんなところで待ち合わせする人もいないでしょうが、もしそんな機会があればご注意ください(^^;

 「ノシャップ岬」は、やっぱり結構な人がいました。考えることはやっぱりみんな同じなんですね〜。ここで、ホタテの白子、赤子、ホッケ唐揚ミックス150円をゲット。結構なボリュームで驚きました。やっぱホタテ美味いわ。もぐもぐ。

宗谷丘陵の道。どこだここは。

ノシャップ岬。

 

 ここ稚内は、礼文島や利尻島行きのフェリーも出ています。今回はまあ見送り。また今度来るときの楽しみに残しておきます(←もう、「また来る」気になってます(^^;)。)ノシャップ岬は、結構風が強くて、この先の道程が多少心配になりますね〜。まあ、強かろうと何だろうと行くしかないワケですが。

 10時をとっくに回ってしまったので、町中に戻り、ダイソーにて買い物。ブルーシートをget!携帯バケツは残念ながらみつからず…。いや、地元でもダイソーで売ってるのなんか見たことないんですけどね(^^;

 その後、R40沿いのホクレンで最北端フラッグをget!やったね(^o^)/

 ここからはどんどん南下していきます。普通はr106オロロンラインを下るのでしょうが、そこはワタクシ、温泉巡りが主目的ですから、「富豊温泉」を目指しR40で内陸部を南下していきます。途中、またも高速道路無料区間があったので、クルマもほとんど走っていないところで物は試し!とばかりに乗ってみたのですが、そりゃ風力発電所があるところですわ。風が強くてワタクシには時速70kmで走るのでいっぱいいっぱいでした(^^;一台も出会わなかったけど、1車線だし、後続車の迷惑になること甚だしいと思い、案の定1区間で降りました。・・・なさけないのう。

 下道をしばし走り(ここはそれでも80kmは出せました。これだから高いところ走る道は・・・ブツブツ。)11時30分、着きました。「富豊温泉・ふれあいセンター」結構沢山の車が止まっています。やっぱり有名なところなんでしょうかね〜。ちなみに、ワタクシはフェリーの中で知り合った兄ちゃんに薦められてここに来ました。温泉めぐりの割には下調べしてなさ過ぎですね(^^;

 富豊温泉に入ってみると、中には食堂がありました。ちょっと早いけど、ここでゴハンにしようかな〜。と思っていると、そこには「ジンギスカン」の文字が。

 そういえば北海道にきたのに、まだジンギスカン食べてない!と思い、即注文しました。食堂の人に、「ホントは一人ではアレなんだけど・・・」と言われつつ、しっかり頂いて来ました。初ジンギスカン!美味かったです。なんか今日は食べてばっかりだわ。

 食事が終わったら今度は温泉♪浴場の方にいってみると、なんとこの温泉、「湯治客用」と、「一般客用」に分かれているじゃないですか。しばし悩んで、「一般客用」に入る。邪魔になったら悪いですしね。

 浴場に入ると、大きい内湯がひとつ。残念ながら露天風呂はないようです。浴槽をのぞくと「油風呂」と言われるだけあって、茶味がかった湯船に油膜が浮いています。うむ〜。 アブラだ〜。せっかく体洗ったのに、なんかちょっとぬとっとしそうです。ちなみに泉質は「ナトリウム・塩化物泉」なめるとしょっぱいそうですが、あまり感じられませんでした。どちらかというと、匂いがアブラな方がインパクト強いし!

 

ふれあいセンター外観。

ジンギスカン。美味いです。あんま好きじゃなかったんですけどね〜。

 久々に湯上りシャワーを浴びて風呂を出ます。(ちなみにこの温泉、皮膚病に効果があるそうです)外はもうホントに暑い!カッパを脱いで走ったのは開陽台以来です。こんなに暑くなるんですね。北海道。それとも、太平洋側に来たからでしょうかね〜。

 富豊温泉からは、海に向かって走ります。すると、なんか視界がどんどん開けていき、何だ何だ?と思っているうちに「サロベツ原野」に着きます。

 サロベツ原野は、要するにとても広い草原でした(^^;ビジターセンターに着いたのですが、中に入ることもなく、ただただ広い光景に見入ってしまいました。地平線見えてますよねえ。これって。外国行かないと見えないよ。と言われてたんですが(^^;

 「サロベツ」とは、アイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)からきている言葉だそうです。はっきり言ってアシなのか何なのかはワタクシにはわかりませんが、背の高い草がず〜っと生えています。ず〜っと、です。


サロベツ原野。ひろびろです。

 サロベツ原野のビジターセンターから、少し西に向かって行くと海に出ます。そしてその海沿いを走っているのが、R232「オロロンライン」です。このオロロンライン、景色が右から海!道!原野!というシンプルな道です。(南下しています)ものすごくまっすぐでかなり快適。対抗ライダーもすっかりテンション上昇中のようで、両手振って来たりします。なかなか笑えます。(運転大丈夫なのか?)

 途中、北緯45度線のモニュメントを通り過ぎたり戻って写真撮ったり風車がならんでいるところを撮ったりして進みます。あまりに気持ち良過ぎて、結構走っていたはずなのに天塩まで着いたときに「もう終わりか!」と思ってしまいました。うまく伝わっているか謎ですが(←多分ムリ)、とにかく凄かったです。

北緯45度線。エヌですね〜。

見事一列に並んだ風車。

 天塩からまだまだ南下は続きます。本当はこの日、かの有名な「cafe 吉里吉里」に寄ろうかと思ったのですが、実は気づいたときには通り過ぎていて断念orz。それというのも、例によって雑誌「HO」に載っているタダ温泉に入りに行くことに気持ちがいっちゃってたからなんですよね〜。

 その温泉、羽幌市にある道の駅「ほっと・はぼろ」に併設されているホテルの温泉で、「はぼろ温泉サンセットプラザ」というところです。ホテルの温泉なので、設備はとてもキレイです。風呂も広いしね〜。ちょっとタダで入っていいもんか、悩んじゃいますが、まあ、ホテルの方から「来てね」ってことになっているのでもちろん行きます(^^;

 こちらの温泉、海の近くのせいか、かなりしょっぱい「ナトリウム・塩化物強塩泉」でした。湯は茶色で、もちろん露天風呂もアリ!街中なので眺望はイマイチですが、露天風呂の前には日本庭園があり、雰囲気もなかなか。この日は本当に暑い日だったので、海水浴をしてきたであろうお姉さんたちがひ〜ひ〜言いながら温泉入ってました。日焼けってキツイんだよね〜。結構。特にしょっぱいしね。この温泉。


「はぼろ温泉サンセットプラザ」こんなホテルの風呂がタダとは・・・。

 しかし、北海道って何だか個性豊かな温泉が多いですね〜。こんな行き当たりばったりで選んでいるのですが、かなりいい温泉に出会えています。単に、「HO」が選んでいる温泉がいいのかも知れませんが。

 さて、時間ももう4時。そろそろ今夜の寝床を探さねばならん。今日はどこに泊まろうか・・・と思ってマップルを見ていると、オススメキャンプ場を発見。地図によると海沿いにあるところのよう。とりあえず見に行ってみよう!と思い、ボルティに跨り再び南下。 

 着いたところは、「望洋台」というキャンプ場。でも・・・なんていうか、ここ、海沿いの高台にあって、なんか道から見ても30m位高いんですけど。んでもって、ここ結構風強いんですけど。むむう、この風の中でテント張るのはちょっと大変そう。できることなら違うとこ行きたいな〜。と再びマップルを見る。と、少し内陸に入ったところに、「北竜」という地名を発見。おおっ!これはもしかして「北竜ひまわりの里」の北竜!?

 そうか〜、こんなところにあったんだ〜。と、危うく華麗なるスルーをするところだった危機感を感じつつ、そちらを目指して行ってみることに。R233に乗り換えて、今度は東進。

 


太陽の傾きがヤバくなってきたR233。毎日言ってるけど、宿はどうする!?

 

 さっき決めたんだけど、一応の目標を「ほたるの里」というオートキャンプ場と決めて進みます。途中、なんか街並みが妙にレトロになったな?と思ったらNHK連続ドラマ「すずらん」の舞台だったりしたところを通って、「ほたるの里」についたのはなんと6時過ぎ。あたりは暗くなってくるしこれはちょっと本格的にヤバイ!と思ってのぞいてみると、オートキャンプ場だったようでもうキャンピングカーとテントで満タン状態(>o<)

 こんなとこ泊まるのヤダ!!と思ったワタクシ。もうしょうがない。最後の望みをかけて「秩父別ファミリーキャンプ場」に向かいます。

 到着したのは、7時ホントにちょっと前。ここもテントが結構張ってあるし、あんまり良いとは言えませんが。もうこの時間になると贅沢は言えません。強制終了です。ということで、今夜の宿はここに決定。

 こちらのキャンプ場、テント一張り1000円!う〜ん、高い!と思いましたが、もう強制終了の時間なのでしょうがありません。事前リサーチが足りんかった自分のせいでございます。諦めて料金を支払い、急いでテントを張る。ここは道の駅のそばにあるキャンプ場なので、道の駅で温泉に入ったりゴハンを食べたりできるので、良いですね〜。突然キャンパーになったワタクシは、食事作る手段がないので外で食べるしかないんですよ。コンロとか買えばいいんですけどね〜。日々走り回ってるからな〜。しっかり品定めとかしたいしな〜。

 値段が高いせいか、周りにはライダーの姿も見あたりません。チャリダーのグループはなにやらワイワイやってたけどね。

 そんなこんなでしっかり日焼けしているだろう体をいたわって「冷やしラーメン」を食べ、しっかり本日3湯目となる温泉「秩父別温泉ゆう&ゆ」にも入って、いつもの夜セットを買いにセイコーマートに行ってきます。

 


暗くて何がなんだかわからない「秩父別温泉ゆう&ゆ」 宿は早めに見つけましょう(^^;

 

こんな日はやっぱり夜でも暑い!なかなか寝付けない中、テントの端っこをめくって、風通しを良くして就寝しました。そうそう。ブルーシートも初めて活用してみましたが、なかなかナイスですね〜。やっぱり。なんか、敷地広くなったような気分でした。

 

 

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